知ってたか?昇級初戦を見送る「まき餌」作戦を!

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私は競馬予想で昇級初戦の馬を本命にしないことが多いです。理由はクラスが上り能力が通用するか正確に判断できないからです。

複勝で買うことはあっても単勝で買うことは少ないです。しかし、本命にしないだけで「昇級しても能力的に通用するだろうな。」と思う時はよくあります。

そのような場面で使える戦法が自称「まき餌」作戦です。

まき餌とは釣りを行う際に魚をおびき寄せるためにまく餌のことです。獲物をより仕留めるために罠を仕掛けるような感じです。この考えを競馬予想でも応用しています。

釣り
photo credit: Stig Nygaard via photopin cc

「まき餌」作戦とは?

昇級初戦でも通用するだろうと判断した馬がいる場合、あえて馬券を買わずに昇級初戦は見送ります。そのレース結果を確認してから次狙えるかどうか判断します。昇級初戦を買わないというのが「まき餌」作戦です。

見送った結果勝ってしまった場合は、「馬券を買えば良かった。」と後悔することもありますが、確率的には昇級初戦の馬が勝つことは多くありません。(少なくもないですが…。)

また昇級初戦というのはレベルが上がるのでペース苦しくなり苦戦する方が多いです。昇級初戦で一度走ったことで次走から対応出来るようになったという馬もよくいます。

つまり、昇級初戦を見送るという「まき餌」を仕掛けて、結果次第では人気を落とす可能性もある次走でガッツリ仕留めるという感じです。

「まき餌」作戦のメリット

私は競馬予想で「見送る」という判断をとても重視しています。見送って馬券を買わなければ損することはありません。(当然得することもありませんが…)

以前、「本命馬は昇級初戦だけど自信ある。でも昇級初戦だから馬券購入金額は少し減らそう。」と予想をしている人がいました。自信がないから購入金額を減らすことには納得ですが、自信があるのに購入金額を減らすのは間違っていると指摘しました。

その時、私はまき餌作戦を進めました。金額を減らすなら今回は見送り結果を踏まえてから次走改めて狙うのはどうかとアドバイスしました。ですがその人は馬券を買いました。

結果は本命馬が勝ったので馬券は的中です。「ほら、買って良かっただろ。」となりましたが、それは結果論です。自信があるなら購入金額を減らす必要はなかった、減らさなければもっと利益があったと互いの意見を言い合いましたね。

確かに結果的に当たりましたが購入金額を減らしていなければもっと利益は多かった。けど見送って当たる馬券を逃すならば少額でも当たった方が良いと判断したのです。

この人は自分が見つけた自信のある馬で「買っていれば良かった」と後悔するのが嫌だという気持ちが前面に出ていました。これってどうなんでしょう。私は今でもこの考えは間違えていると考えています。

まき餌を仕掛けたレースを見極める

まき餌作戦で大切なのことはまき餌を仕掛けたレースを慎重に正確に見極めることです。好走しても大敗しても、それが能力なのか、展開や不利など外部的要因なのか。見極めが必要です。

私が特に意識しているのはペースです。これまでと比べ能力の高い馬と走るので前走と比べてペースが一気に変わることが多いです。ペースには慣れというのがあるので大敗したのに次走アッサリ勝つこともあります。

基本的にはレース映像とラップを照らし合わせながら確認するしかありません。競馬新聞や出馬表に書かれた情報のみで判断することは困難だと考えています。

まき餌を仕掛けたからと言って次走で必ず買う必要はありません。もう一度まき餌を仕掛けても良いですし、獲物だったが逃がしても良いのです。

これまで「まき餌」作戦と書いてきましたが結局は昇級初戦を買うのは止めましょうってことです。そもそも馬の能力だけで優劣を判断するのは至難の業です。

それを狙ってこそ馬券だろうと思うならば否定はしませんが、見送るという判断はとても大切です。「競馬1本でメシを食う技術
」を読んで見送る大切さを学びましたが、競馬予想向上するのため昇級戦は慎重にまき餌作戦が良いと思います。



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