農家一本で生活しようと考える友へ私は無理だと言った

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先日学生時代の友達から相談を受ける機会がありました。

「農家一本で生活することは可能だと思う?」

私の仕事が農業に関わることもあっての相談してくれたようです。その友達は私と同じで地元が島根県なので農業が盛んな県で生まれ育ちました。回答に悩みましたが思った本音を伝えました。

「無理だと思う。」

素っ気ないようですが可能性の無い希望を抱くのも間違ったアドバイスだと思ったのでこう回答しました。

農家で働く人

率直な意見として農家は恵まれていない

率直な意見として農家は恵まれていません。農業をするために必要な農業機械はとても高額で1から揃えるとなると大金を準備しないといけません。さらに農業は天候に左右されることが多く計画通りに進まないこともあります。

色々な努力や苦労の末に作った農作物は安く買われる…。農家の高齢化は進み後継者不足と言うのも現実的な問題です。正直恵まれていない環境で不安が多いです。

友達は結構真剣に熱意を持って相談していたので、さすがに否定だけでは可愛そうだとも思い、

「まあ、あくまで個人的な考えね…。やり方次第なら可能性はあると思うよ。」

希望の言葉とも取れるし、自分を守る言葉とも取れる補足をしました。(何て卑怯な人間なんだ俺は…。)

しかし、やり方次第では農業でも稼げるのではないかと思う考えは本当です。全く勝算はありませんが可能性はゼロではありません。

今考え直す、第一次産業の重要性

最近思うことなのですが、何かを生み出せる人は凄いと思っています。つまり第一次産業に分類される農家は価値のある職業であることは間違いありません。

便利な世の中によりITを駆使して稼ぐ人もいる中で農家はカッコ悪く儲けの悪い職業と言われますが、日本国民の多くは米を食べます。

その米を作っているのはカッコ悪く儲けの悪い職業と言われながらも汗かいて米を作っている農家の存在があるからです。

さらに最近は若者が都会から地方へ意識を向けることが多くなっているようです。私がツイッターでフォローしている@tagu_h1114_18さんは、ブログ「ひろろーぐ」で田舎生活の魅力を発信しています。

これから将来もっと地方の魅力はピックアップされる時代になると私は思っているので、そういう考えを友達にアドバイスすれば良かったです。(今となって後悔。)

農家やるなら集客方法が成功のポイント

私はお金を払ってお米を買うということを人生でしたことがありません。スーパーではお米が売っていますが値段を気にしたことは最近までありませんでした。「お米って高い」これが値段を見た時の感想です。

高いと思うのは人それぞれだと思いますが、私が高いと思うお米をスーパーで買っている人がいることに驚きました。この値段の一割引きで良いから自分の米を買ってくれと思いましたね。

脱サラ農業で年商110億円!」という本もあるように農業で生活することが必ずしも無理だとは思っていません。

日本は人口が減っていますが世界で見れば人口は増え続けています。米や野菜など食料の需要が無くなることは考えにくく、むしろ増える可能性の方が高いと思います。

つまり需要はあります。後は集客方法を工夫して客を集め販売ルートの確立が出来れば農家はもっと儲かる可能性があります。



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