ユーザーの要望を聞いて改善するだけでは良いモノは作れない

公開日: 

東洋経済オンラインで日本企業はだいたい「市場の声」を聞き過ぎるという記事を読みました。

これです。

日本企業はだいたい「市場の声」を聞き過ぎる | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト日本企業はだいたい「市場の声」を聞き過ぎる | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

私も一応システムエンジニアとしてモノを作る仕事をしている立場で読んで思うことがあったので書きます。

「市場の声を聞き過ぎる」ことには賛同

この記事は、日本メーカーからイノベーションが生み出されない理由として「市場の声を聴きすぎる」と指摘している。

私の仕事もモノを今より良くしようと改善する時は使っている人(ユーザ)の意見や要望を元にします。読みながら記事に書かれている市場の声を聞きすぎるに該当しているなと頷いていました。

そして気になる部分がこちらです。

iPhoneを世に送り出したアップルの故スティーブ・ジョブス氏にまつわる過去のいくつかの文献や記事を探ってみた限りでいえば、ジョブズ氏は市場調査を重視してはいなかったようだ。今、消費者が持っているニーズを聞いてそれに答えるよりも、消費者が気づかなかった新たなニーズを作り出すことに重きを置いた。

日本企業はだいたい「市場の声」を聞き過ぎるより引用)

アップルのスティーブ・ジョブス氏は、使っている人の意見や要望に応えるよりも、使っている人が気づいていないことを重要視しようという考え方です。

この考え方に「なるほどね!」と思う人もいるかもしれませんが私は「やっぱりね!」と思いました。

っというのも最近読んでいる「100円のコーラを1000円で売る方法」という本にも同じことが書いてありました。

マーケティングに関する本ですが「市場の声を聞き過ぎる」ことが良くないという点は共通していたので自分自身も改めて考えることができました。

会議打合せ
photo credit: HA0510-079 via photopin (license)

良いモノの定義は難しい

モノを作る仕事をしている立場としては、良いモノを作りたいという気持ちで毎日仕事しています。

しかし、良いモノって何だ?良いモノの定義は?と考えると答えは人それぞれです。

「シンプルで使いやすいモノ」と言う人もいれば、「多機能であらゆる場面で活躍できるモノ」という人もいます。良いモノの定義は今後も議論され続けて永遠に決まることのないテーマなのかもしれません。

(ちなみに私は「シンプルで使いやすいモノ=良いモノ」と考えています。)



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