ルーラーシップ産駒の特徴と傾向を血統で分析してみた
2016年より産駒がデビューしたルーラーシップ産駒の特徴と過去成績より傾向などを分析します。
血統目線で見た特徴や過去成績のデータで解説しますので、予想の参考にして下さい。
この記事の目次です!
ルーラシップ産駒の特徴
現時点でルーラシップ産駒の代表馬と言えばキセキとダンビュライトの2頭です。
キセキは2017年の菊花賞を勝ち、ダンビュライトは2018年のアメリカジョッキークラブカップを勝ちました。
詳しいデータは後述しますが、産駒の成績を見るとダートよりは芝での活躍馬が多い印象が強いです。
紹介した2頭以外でも芝の重賞レースでは馬券圏内(3着以内)に好走する馬もいましたが、ダートの重賞レースになると馬券圏内はありません。(218年3月24日時点)
これはルーラシップの血統表ですが、父方のミスプロ系でパワーを受け継ぎながらも、キングマンボ系と母方のトニービン系で芝で活躍する要素も持ち合わせています。
ルーラシップ自身が芝で活躍した馬ですし、勝利したG1レースは香港のクイーンエリザベス2世カップだけですが、国内のG1レースでも馬券圏内への好走を何度も繰り返しました。
長く末脚を使える持続力がルーラシップ産駒の特徴でこれはトニービンから受け継いだ要素が強いです。
ルーラシップ自身がそうだったように早い上がりタイムも出せるので、上がり勝負になるとルーラシップ産駒は強いです。
母エアグルーヴも現役時代は早い上がりタイムで天皇賞秋を勝つなど、母方からも特徴はしっかり受け継いでいる印象です。
平場レース(重賞レース以外)で見るとダートでも走っていてそれなりの結果を残しています。
これは父方のミスプロ系から受け継いだパワーを武器にしていて、平場レースのレベルならルーラシップ産駒はダートでも十分通用する力があります。
まだ産駒がデビューしてから時間があまり経っていないので、もしかしたら今後ダートの重賞やG1レースを勝てる可能性があるかもしれません。
距離適性はルーラシップ産駒の成績から中距離(1700m~2400m)が適しています。
短距離(1000m~1200m)になると成績が悪いので、ルーラシップ産駒の短距離適性は不安を感じます。
キセキが菊花賞(3000m)を勝ったこと、ルーラシップ自身が現役時代に2400m・2500mで好走した経験があることから、長距離の可能性も期待はできます。
ルーラシップ産駒の特徴をまとめるとポイントはこんな感じです。
・平場レースならダートでも十分通用する
・早い上がりを得意とする
・中距離がベストで短距離は不安
芝とダートの成績
芝とダートの成績を調べてみました。
【期間:2016/06/04~2018/03/18】
成績:85-78-74-548
勝率:11% 連対率:21% 複勝率:30%
単勝回収率:62% 複勝回収率:73%
2.ダート
成績:35-32-27-291
勝率:9% 連対率:17% 複勝率:24%
単勝回収率:63% 複勝回収率:63%
距離別の成績
距離別の成績を調べてみました。
・1000m~1300m
成績:3-6-4-73
勝率:4% 連対率:11% 複勝率:15%
単勝回収率:25% 複勝回収率:49%
・1400m~1600m
成績:21-28-23-225
勝率:7% 連対率:17% 複勝率:24%
単勝回収率:42% 複勝回収率:63%
・1700m~2000m
成績:80-65-62-464
勝率:12% 連対率:22% 複勝率:31%
単勝回収率:76% 複勝回収率:74%
・2100m~2400m
成績:13-11-9-61
勝率:14% 連対率:26% 複勝率:35%
単勝回収率:65% 複勝回収率:79%
・2500m~
成績:3-0-3-16
勝率:14% 連対率:14% 複勝率:27%
単勝回収率:46% 複勝回収率:45%
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