少頭数レースに出走する厩舎は2種類に分かれる

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私は少頭数レースを勝負レースの対象にすることが多いです。

自分なりに少頭数レースについて色々と研究をしていますが今回は「厩舎」という視点で思うことを書きます。

少頭数レースに出走する意味

これは私の推測ですが、少頭数レースに出走させる厩舎の思いとしては2種類あると考えています。

1.勝つための戦略

1つ目は「出走頭数が少ないから勝てる」と考える厩舎です。

自分の厩舎の馬が勝てる能力があると思った時に、出走頭数が多いレースより出走頭数が少ないレースの方が勝てる確率は高くなります。

つまり勝つために少頭数レースに出走させるという戦略です。

2.賞金を稼ぐための戦略

2つ目は「出走頭数が少ないから賞金を狙える」と考える厩舎です。

JRAのレースでは1着~5着までに本賞金が与えられます。さらに6着~8着までも出走奨励金というのが与えられます。厩舎運営のためにも賞金は大切です。

少しでも賞金を稼ぐために馬が能力的に足りないと思っても少頭数レースなら賞金の対象となる着順に好走できる確率も増えます。

つまり稼ぐために少頭数レースに出走させるという戦略です。

少頭数レースの厩舎別成績を調べてみた

前に書いた「勝つため」の戦略と「稼ぐため」の戦略はあくまで私の想像なので実際どうなのか成績から分かるかもしれないと思い調べてみました。

出走頭数10頭以下の少頭数レースを厩舎別に成績を調査しました。そこで出走回数100レース以上の厩舎をピックアップするとこんな感じです。

【集計期間:2013/01/01~2016/02/28】
出走頭数10頭以下厩舎別成績20130101-20160228

さて、この成績を見てどう思いますか?

これまた推測ですが、松田博資厩舎、矢作芳人厩舎、池江泰寿厩舎は「勝つため」の戦略で、山内研二厩舎、中村均厩舎は「稼ぐため」の戦略ではないかと思います。

気になったので厩舎別に2012年~2015年までの調教師リーディングの順位を調べてみました。

厩舎別リーディング

私の考えも少しは正しいのかな?って思いますね。そして、少頭数レースで私が意識して狙っているのは「勝つため」の戦略の厩舎です。

以上、予想の参考にして下さい。



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