ドゥラメンテ産駒の距離適性を調査しました!母側の血統がポイントかも!
現役時代は皐月賞・日本ダービーと2冠を達成したドゥラメンテの産駒が2020年よりデビューしました。
初年度産駒からタイトルホルダーがG2弥生賞を勝ち、皐月賞では2着、菊花賞では1着といきなり活躍しています。
そんなドゥラメンテ産駒の活躍はこれからだと思うのですが、残念ながら2021年にドゥラメンテは亡くなってしまいました。
ドゥラメンテ産駒の距離適性が気になったので調べてみた結果を書きます。
まだ母数が少ないので、これから出走頭数が増えてくれば傾向は変わってくるかと思いますが、良ければ皆さんの予想の参考にして下さい!
この記事の目次です!
ドゥラメンテの距離別成績を調査
【集計期間】
2020/06/06~2023/01/05
■芝
距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000~1300 | 5-9-6-98 | 4.2% | 11.9% | 16.9% | 33% | 46% |
1400~1600 | 45-46-33-333 | 9.8% | 19.9% | 27.1% | 50% | 50% |
1700~2000 | 93-86-85-513 | 12.0% | 23.0% | 34.0% | 92% | 99% |
2100~2400 | 12-12-11-73 | 11.1% | 22.2% | 32.4% | 37% | 59% |
2500~3600 | 8-3-4-27 | 19.0% | 26.2% | 35.7% | 101% | 69% |
■ダート
距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000~1300 | 9-14-8-148 | 5.0% | 12.8% | 17.3% | 63% | 61% |
1400~1600 | 30-20-13-154 | 13.8% | 23.0% | 29.0% | 143% | 90% |
1700~2000 | 50-39-44-311 | 11.3% | 20.0% | 30.0% | 58% | 64% |
2100~2400 | 2-2-2-14 | 10.0% | 20.0% | 30.0% | 25% | 58% |
2500~3600 | 0-0-0-0 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
まず大前提として2020年からデビューのため母数が少なく長距離適性というのは現状の調査結果で判断するというのが難しいです。
特に2500m以上は好成績のように見えますが、内3勝は菊花賞を勝ったタイトルホルダーです。
そのため現状はこのような感じだという解釈でお願い致します。
ドゥラメンテ産駒の距離適性について
前述した通りで母数が少ないことを大前提に現時点の評価としてはマイル以降がベストでしょう。
2500m以上は出頭回数が少ないですが、そこそこの成績を残しつつも単勝回収率・複勝回収率が低いので、多くの競馬ファンがドゥラメンテ産駒の長距離には期待しているのかな。
私が思うドゥラメンテ産駒の血統について解説します。
これはドゥラメンテの血統ですが、母母エアグルーヴの産駒は基本的に1600m~2200mで活躍する馬が多かったです。
ルーラーシップは長距離でも活躍しましたが、父キングカメハメハでありサンデーサイレンス系との配合が多かったエアグルーヴ産駒においては、少し例外だと思っています。
これは血統予想家の亀谷さんの考え方なのですが「父キングカメハメハは母親側の良さを引き出す」というのがあります。
つまりルーラーシップは父キングカメハメハの影響で母親側の良さが出て長距離適性があるけど、父サンデーサイレンス系の時はスピードが引き継がれて長距離適性はやや落ちたという考えです。
ドゥラメンテの母はアドマイヤグルーヴですが、父サンデーサイレン×母エアグルーヴなので、アドマイヤグルーヴは長距適正はそれほど高くないと思っています。
そんなアドマイヤグルーヴに母親側の良さを引き出すキングカメハメハが父なので、ドゥラメンテの長距離適正はやはりそれほど高くないかも?という仮説も少しあります。
先ほどの血統表に解説を付け加えると要するにこんな感じです。
これは出走数が増えてサンプルとしての母数が増えれば(特に長距離)、より傾向が見えてきたら自分の考え方を答え合わせします!
菊花賞を勝ったタイトルホルダーは長距離適正あるのでは?
ドゥラメンテ産駒は長距離適正が高くないという評価を書きましたが、2021年の菊花賞はドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーが勝利しました。
ドゥラメンテはその後2021年の有馬記念5着と好走、さらには翌年の日経賞を勝ちました。
結果だけを見ればドゥラメンテ産駒が3000mのG1を勝ったので長距離レースを対応できるドゥラメンテ産駒も今後出てくるでしょう。
これはタイトルホルダーの血統ですが、キングカメハメハが「母の良さを引き出す」という特徴をドゥラメンテも引き継いでいる可能性はあります。
タイトルホルダーの母メーヴェの父はMotivatorというサドラーズウェルズ系の種牡馬なのですが、サドラーズウェルズの特徴は欧州血統の長距離適正です。
ドゥラメンテがキングカメハメハ譲りで母側の良さを引き出すとしたら、サドラーズウェルズ血統の長距離適正をタイトルホルダーに継承したという解釈もできます。
これはあくまで個人的な考えにはなりますが、血統という視点で見たらこういう考え方もあるかなと。
ドゥラメンテは菊花賞に出走していたら勝てたのか?
ちなみに気になったのでツイッターでアンケートを取ってみたんですよね。
「ドゥラメンテは長距離適正があると思いますか?また菊花賞に出走していたら勝てたと思いますか?」
自分のフォロワーが少ないですが、このような結果になりました。
競馬ファンの皆さんに聞きたいです!
良ければアンケートに御協力をお願いします。
またリツイートもして頂けると嬉しいです☺️【質問】
ドゥラメンテは長距離適正があると思いますか?また菊花賞に出走していたら勝てたと思いますか?※回答は個人の主観で構いません!
— しょう (@tanesho42) April 18, 2021
読んで頂きありがとうございます、よければ予想の参考にしてみて下さい。
ドゥラメンテの長距離適正は今後も要注意ですが、長距離適正と言えばスクリーンヒーロー産駒の本質は長距離適正だと思っています!