モーリス産駒の距離適性は芝の中距離、ダートの短距離だ!
モーリス産駒のデビューが2020年なので、数年経ちデータとなる母数も増えてきたので、気になっていた距離適性について調べてみました。
分かった結論ですが、芝は中距離で、ダートは短距離~マイルの成績が良いです。
モーリスの現役時代が1600m~2000mで結果を残しているので、当然の結果かもしれません。
モーリス産駒の距離別成績(芝ダート別)
芝とダートそれぞれ分けて集計した結果がこちらです。
【集計期間】
2020/06/06~2023/04/21
1.芝
距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m~1300m | 40- 32- 24- 342 | 9% | 16% | 21% | 83% | 66% |
1400m~1600m | 92- 86- 87- 684 | 9% | 18% | 27% | 77% | 72% |
1700m~2000m | 120- 80- 89- 639 | 12% | 21% | 31% | 80% | 82% |
2100m~2400m | 16- 7- 10- 103 | 11% | 16% | 24% | 111% | 62% |
2500m~ | 1- 2- 3- 25 | 3% | 9% | 19% | 5% | 47% |
2.ダート
距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m~1300m | 32- 23- 23-250 | 9% | 16% | 23% | 98% | 69% |
1400m~1600m | 31- 16- 20-222 | 10% | 16% | 23% | 91% | 69% |
1700m~2000m | 29- 37- 24-312 | 7% | 16% | 22% | 40% | 60% |
2100m~2400m | 2- 2- 2- 26 | 6% | 12% | 18% | 33% | 28% |
2500m~ | 1- 0- 0- 1 | 50% | 50% | 50% | 180% | 65% |
モーリス産駒は芝の中距離、ダートの短距離レースに強い!
最初にも書いた通りで、モーリス産駒の距離適性は、芝なら中距離、ダートなら短距離~マイルで成績が良いことが分かりました。
モーリスという種牡馬をタイプ分けすると、スタミナタイプなので母側の血統がディープインパクト産駒のようなスピードタイプだと、2022年エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナのような馬が印象的です。
逆に母側もスタミナやパワータイプのような感じだと、2023年大阪杯を勝ったジャックドールのような粘り勝つような印象でしょうか。
モーリスの父側血統には、スクリーンヒーローやグラスワンダーと言った長距離イメージの強い馬が存在しますが、現時点でモーリス産駒の芝長距離成績はあまり期待できません。
ダートになると短距離~マイルですが、これは血統的にロベルト系の特徴であるパワーが大きな要因だと考えます。
モーリスの現役時代は瞬発力に優れていた馬という印象が強いですが、血統的にロベルト系なので強みはスピードよりはスタミナやパワーになります。
ダート短距離で要求されるのはパワー要素ですので、そういう意味では現役時代のモーリスからはイメージ難しいかもしれませんが、ロベルト系の血統的にはパワーに優れていても不思議ではありません。