モーリス産駒の距離適性は芝の中距離、ダートの短距離だ!

公開日:  最終更新日:2024/04/28

モーリス産駒のデビューが2020年なので、数年経ちデータとなる母数も増えてきたので、気になっていた距離適性について調べてみました。

分かった結論ですが、芝は中距離で、ダートは短距離~マイルの成績が良いです。

モーリスの現役時代が1600m~2000mで結果を残しているので、当然の結果かもしれません。

モーリス産駒の距離別成績(芝ダート別)

芝とダートそれぞれ分けて集計した結果がこちらです。

【集計期間】
2020/06/06~2023/04/21

1.芝

距離 成績 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m~1300m 40- 32- 24- 342 9% 16% 21% 83% 66%
1400m~1600m 92- 86- 87- 684 9% 18% 27% 77% 72%
1700m~2000m 120- 80- 89- 639 12% 21% 31% 80% 82%
2100m~2400m 16- 7- 10- 103 11% 16% 24% 111% 62%
2500m~ 1- 2- 3- 25 3% 9% 19% 5% 47%

 

2.ダート

距離 成績 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m~1300m 32- 23- 23-250 9% 16% 23% 98% 69%
1400m~1600m 31- 16- 20-222 10% 16% 23% 91% 69%
1700m~2000m 29- 37- 24-312 7% 16% 22% 40% 60%
2100m~2400m 2- 2- 2- 26 6% 12% 18% 33% 28%
2500m~ 1- 0- 0- 1 50% 50% 50% 180% 65%

 

モーリス産駒は芝の中距離、ダートの短距離レースに強い!

最初にも書いた通りで、モーリス産駒の距離適性は、芝なら中距離、ダートなら短距離~マイルで成績が良いことが分かりました。

モーリスという種牡馬をタイプ分けすると、スタミナタイプなので母側の血統がディープインパクト産駒のようなスピードタイプだと、2022年エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナのような馬が印象的です。

逆に母側もスタミナやパワータイプのような感じだと、2023年大阪杯を勝ったジャックドールのような粘り勝つような印象でしょうか。

モーリスの父側血統には、スクリーンヒーローやグラスワンダーと言った長距離イメージの強い馬が存在しますが、現時点でモーリス産駒の芝長距離成績はあまり期待できません。

 

ダートになると短距離~マイルですが、これは血統的にロベルト系の特徴であるパワーが大きな要因だと考えます。

モーリスの現役時代は瞬発力に優れていた馬という印象が強いですが、血統的にロベルト系なので強みはスピードよりはスタミナやパワーになります。

ダート短距離で要求されるのはパワー要素ですので、そういう意味では現役時代のモーリスからはイメージ難しいかもしれませんが、ロベルト系の血統的にはパワーに優れていても不思議ではありません。



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