モーリス産駒の距離適性は芝の中距離、ダートの短距離だ!

公開日:  最終更新日:2023/09/24

モーリス産駒のデビューが2020年なので、数年経ちデータとなる母数も増えてきたので、気になっていた距離適性について調べてみました。

分かった結論ですが、芝は中距離で、ダートは短距離~マイルの成績が良いです。

モーリスの現役時代が1600m~2000mで結果を残しているので、当然の結果かもしれません。

モーリス産駒の距離別成績(芝ダート別)

芝とダートそれぞれ分けて集計した結果がこちらです。

【集計期間】
2020/06/06~2023/09/22

1.芝

距離 成績 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m~1300m 34-26-19-255 10% 18% 23% 94% 74%
1000m~1300m 37-29-19-282 10% 18% 23% 90% 71%
1400m~1600m 74-72-64-560 9% 19% 27% 85% 73%
1700m~2000m 102-72-75-510 13% 22% 32% 82% 89%
2100m~2400m 14-6-10-78 13% 18% 27% 122% 70%
2500m~ 1-1-3-16 4% 9% 23% 8% 60%

 

2.ダート

距離 成績 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m~1300m 29-17-17-215 10% 16% 22% 105% 69%
1400m~1600m 27-13-14-179 11% 17% 23% 107% 74%
1700m~2000m 23-33-19-265 6% 16% 22% 40% 63%
2100m~2400m 2-2-1-20 8% 16% 20% 42% 32%
2500m~ 0-0-0-1 0% 0% 0% 0% 0%

 

モーリス産駒は芝の中距離、ダートの短距離レースに強い!

最初にも書いた通りで、モーリス産駒の距離適性は、芝なら中距離、ダートなら短距離~マイルで成績が良いことが分かりました。

モーリスという種牡馬をタイプ分けすると、スタミナタイプなので母側の血統がディープインパクト産駒のようなスピードタイプだと、2022年エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナのような馬が印象的です。

逆に母側もスタミナやパワータイプのような感じだと、2023年大阪杯を勝ったジャックドールのような粘り勝つような印象でしょうか。

モーリスの父側血統には、スクリーンヒーローやグラスワンダーと言った長距離イメージの強い馬が存在しますが、現時点でモーリス産駒の芝長距離成績はあまり期待できません。

 

ダートになると短距離~マイルですが、これは血統的にロベルト系の特徴であるパワーが大きな要因だと考えます。

モーリスの現役時代は瞬発力に優れていた馬という印象が強いですが、血統的にロベルト系なので強みはスピードよりはスタミナやパワーになります。

ダート短距離で要求されるのはパワー要素ですので、そういう意味では現役時代のモーリスからはイメージ難しいかもしれませんが、ロベルト系の血統的にはパワーに優れていても不思議ではありません。



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