モーリス産駒の距離適性は芝の中距離、ダートの短距離だ!
モーリス産駒のデビューが2020年なので、数年経ちデータとなる母数も増えてきたので、気になっていた距離適性について調べてみました。
分かった結論ですが、芝は中距離で、ダートは短距離~マイルの成績が良いです。
モーリスの現役時代が1600m~2000mで結果を残しているので、当然の結果かもしれません。
モーリス産駒の距離別成績(芝ダート別)
芝とダートそれぞれ分けて集計した結果がこちらです。
【集計期間】
2020/06/06~2023/09/22
1.芝
距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m~1300m | 34-26-19-255 | 10% | 18% | 23% | 94% | 74% |
1000m~1300m | 37-29-19-282 | 10% | 18% | 23% | 90% | 71% |
1400m~1600m | 74-72-64-560 | 9% | 19% | 27% | 85% | 73% |
1700m~2000m | 102-72-75-510 | 13% | 22% | 32% | 82% | 89% |
2100m~2400m | 14-6-10-78 | 13% | 18% | 27% | 122% | 70% |
2500m~ | 1-1-3-16 | 4% | 9% | 23% | 8% | 60% |
2.ダート
距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1000m~1300m | 29-17-17-215 | 10% | 16% | 22% | 105% | 69% |
1400m~1600m | 27-13-14-179 | 11% | 17% | 23% | 107% | 74% |
1700m~2000m | 23-33-19-265 | 6% | 16% | 22% | 40% | 63% |
2100m~2400m | 2-2-1-20 | 8% | 16% | 20% | 42% | 32% |
2500m~ | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
モーリス産駒は芝の中距離、ダートの短距離レースに強い!
最初にも書いた通りで、モーリス産駒の距離適性は、芝なら中距離、ダートなら短距離~マイルで成績が良いことが分かりました。
モーリスという種牡馬をタイプ分けすると、スタミナタイプなので母側の血統がディープインパクト産駒のようなスピードタイプだと、2022年エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナのような馬が印象的です。
逆に母側もスタミナやパワータイプのような感じだと、2023年大阪杯を勝ったジャックドールのような粘り勝つような印象でしょうか。
モーリスの父側血統には、スクリーンヒーローやグラスワンダーと言った長距離イメージの強い馬が存在しますが、現時点でモーリス産駒の芝長距離成績はあまり期待できません。
ダートになると短距離~マイルですが、これは血統的にロベルト系の特徴であるパワーが大きな要因だと考えます。
モーリスの現役時代は瞬発力に優れていた馬という印象が強いですが、血統的にロベルト系なので強みはスピードよりはスタミナやパワーになります。
ダート短距離で要求されるのはパワー要素ですので、そういう意味では現役時代のモーリスからはイメージ難しいかもしれませんが、ロベルト系の血統的にはパワーに優れていても不思議ではありません。