ベースアップ(ベア)は株価にどう影響するのか?
3月ということで「ベア」という言葉をニュースでよく目にするようになりました。
ベアとは「ベースアップ」の略で基本給が上がることです。
基本給は毎年勤続年数に応じて「定期昇給」と言って上がりますが、それとは別に全体として基本給が上がることをベースアップ略してベアと言います。
恥ずかしながら「ベア」と言う言葉を知ったのは最近でそれまで「ベア」という言葉は聞いたことありましたがクマさんかと思っていました(笑)
国内株式で投資をしているので企業のニュースでベアと言葉を見ると最近は気になるようになりました。
そこで生じた疑問「ベアは株価にどう影響するのか?」というのを調べてみました。
企業にとってベースアップはマイナス
企業にとっては社員の基本給が上がるベースアップは負担が増えます。
今後利益があがるような明るい話が控えているのなら問題ありませんが、不景気で将来の業績も伸び悩むような状況にベースアップはマイナスです。
そういう意味では企業の株価としては下落する可能性があります。
お金の循環という意味ではプラス
社員からすればたとえ数千円だとしても基本給が上がるベースアップは嬉しい話です。
さらに給料が上がれば日常生活に余裕が生まれ個人が使うお金が増えることでお金の循環が良くと考えることもできます。
(数千円上がっただけで変化があるのか?と思いますけどね…。)
お金の循環が良くなるということは日本経済にとってはプラスです。最近のマイナス金利もお金の循環を良くすることが目的の1つですからね。
結論は良い点も悪い点もある
結論です。
企業の負担が増えるという意味ではマイナスですが、お金の循環という意味ではプラスです。
つまり株価が下がる可能性もあれば株価が上がる可能性もあるというのが「ベースアップで株価にどう影響するのか?」の答えです。
ただ数千円のベースアップで個人の消費意識が高まるか疑問ですし、一部ではなく全体でベースアップしないと景気は変わらないのでは?とも思いますけどね…。(まあ個人的見解ということで)