競馬のラップタイムについてどう考えれば良いのか?
競馬に詳しくなる過程で「ラップタイム」という予想ファクターについて考える時がくるはずです。
ラップタイムについての考え方は本当に難しい。人によって違うし数字の羅列でしかないから扱い方がよく分からない。そもそもタイム的な要素を取り扱うのはとても難しいですからね…。
私は競馬を始めて約7年たちますが今現在はラップタイムとはレースを平面から立体にするための情報だと考えています。
レース映像をじっくり見ることでどのようなレース内容だったか分かることができますがもっと手軽にどんなレースだったかイメージすることができるのがレースラップです。
例えば「12.6-11.1-11.5-11.9-11.6-11.6-11.7-11.3-11.3-12.6」このレースラップを見て皆さんはどう思いますか?
私は次のようなことを思います。
- 10Fなので2000mのレース
- 11秒台ラップが多いので芝レース
- 前半5Fが58.7で後半5Fが58.5
- 前後半5Fの差が0.2秒なので坂のない直線短いコースの可能性がある
- 最終ラップ12.6秒と一気に失速している
- 息が入る余裕のない流れなので先行勢には苦しい
まあこんな感じでしょうか。これらをまとめると京都2000mの重賞レースかな?って私なら思いますね。
ちなみに皆さんはこのラップがどのレースか分かりますか?正解は2009年の天皇賞秋です。ウオッカとダイワスカーレットの名勝負レースです。
このレースはある程度競馬を知っている人が見ればダイワスカーレットとウオッカの強さが分かると思いますがレースラップを見てからレース映像を見てみるとレースラップを見ていない時と比べてよりレース映像を見やすいと思いませんか?
でわ「平面から立体って何だよ?」の説明ですがラップを意識することなくレース映像を見たらその場面その場面を見ている平面的な感覚なんですね。けどラップを意識してみるとその場面その場面の関係まで見える立体的な感じです。
ん~。難しいですね。
もう少し言うと、ラップを意識することなく見るとカメラで見てる感覚。ラップを意識して見ると現地で肉眼で見ている感覚です。
さらに分かりにくくなったかな…。
結論になりますがラップタイムはどんなレースだったのか分かりやすくするための情報であり回顧などでレース映像を見るときは事前にラップタイムを見てどんなレースなのかイメージしてからレース映像を見て下さい。
私はこれまでの競馬人生でラップギアという予想方法にどっぷりハマッていた時があります。
「ラップギア―タイム理論の新革命」と「ラップギア 種牡馬系」は何回読んだことか…。
ラップギアの考え方でラップタイムを使った予想を予想を突き詰めたからこそ今の考えになりました。
ラップタイムの使い方は難しいですよ。これまでもこれからも。でも無視できない要素だから競馬予想で上達したいならラップタイムについても追求していく必要があると思います。