もう手放せない「血統の教科書」は競馬の血統予想に必須ツールだ

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これまで競馬に関する本を何冊も読んできましたが、ごくまれに「これは永久保存版の凄く参考になる本だ!!!」という本に出合います。

そして今回、久しぶりに永久保存版だと言える本に出合いました。

 
 
 
 

それが、これだーーーーーー!!!

 
 
 
 

血統の教科書の表紙

それがこの『血統の教科書』という本で、作者は血統予想で有名な亀谷敬正さんです。

【著者の紹介】

亀谷敬正
血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。

プロフィール-血統ビームオフィシャルサイト/亀谷敬正 より引用

 

「血統」と聞くと難しいイメージを持たれると思いますが、競馬予想において血統は結構重要な要素です。

どんな血統で配合して競走馬を誕生させるか決めるのは生産者ですが、当然強い馬を誕生させようと生産者は血統の配合を考えます。

これまでの競馬による膨大なデータから血統からある程度馬の適性を判断するということはできますので、競馬予想において血統が活用できるというのは正しいです。

「血統に興味があるけど難しい」とか「血統で予想しているけど成績が上がらない」という方にはぜひオススメしたい一冊なので、参考にしてみて下さい。

 

タイトル通り「教科書」として手元に必須

欠かすことのできない本

この本のタイトルは「血統の教科書」ですが、タイトル通りで常に手元に置いて血統に関することで分からないことがあったら本を開き調べます。

競馬の予想や回顧をしている時に、血統には必ず目を通すのですが血統を見ても「あれ、分からない???」ということが多々あります。

例えば、こんな時です。

予想をしていると京都芝1200mコースで父ディープインパクト×母父ボールドルーラー系が好走していることが分かりました。

ディープインパクトは産駒も多く現役時代も有名なことから種牡馬としての特徴は分かりやすいのですが、「ボールドルーラー系」の特徴はよく分かりません。

なんとなくダートなイメージがあるけど、京都芝1200mで成績が良い要因はボールドルーラー系という点にあるのか???

 
これはあくまで例ですが、このように好走傾向にある血統を見つけた時に、その要因はどこにあるのか分からない時があります。

せっかくお金になるかもしれないお宝情報を見つけた時、手元に血統の教科書があれば、本の最後には索引がありますので、”ボールドルーラー系”と調べればすぐに特徴を知ることができます。

他にはこんな時も!!!

予想の時に本命馬の候補が何頭かいて迷っている時に、血統を使って最後の判断をしたいけど、血統表を見ても特徴がイメージできません。

父や母父または母母父など、本命馬候補の血統がコース適正に合っているかどうか調べたい。

 

こういう時も手元に血統の教科書があれば血統表の中からイメージがよく分からない種牡馬を調べて、血統の特徴を理解することで他の本命馬候補と優劣の判断をすることができます。

血統の教科書を買う前は、「ボールドルーラー系 特徴」とかネットで調べていましたが、参考になりそうな記事も何個かありますし、その記事を開いて必要な部分をまた調べたりと大変でした。

それが手元に教科書として1冊あるだけで凄く便利になり、予想の時も回顧の時も凄く重宝しています。

 

値段以上に内容の詰まった1冊

血統の教科書の裏面

血統の教科書は税抜きで1300円なのですが、これは本の内容を考えたら凄く安いです。

私はこれまで色々な競馬(主に馬券)に関する本を読んできましたが、「え!?この内容でこの値段・・・。」と思う本も多々ありました。

そういう本に比べると、この「血統の教科書」は情報がギッシリと詰まっている内容なので1300円なら手の届きやすい値段ですし、買っても後悔はない本です!

 

 

血統の本って時間が経つと役に立たないのでは?

砂時計時間がない

競馬の馬券に関する本は旬と言いますか寿命があります。

例えばデータに関する本は出版された役に立つ情報かもしれませんが、時間が経てば傾向も変わり取り直したデータでなければ意味がありません。

血統に関する本も同じで、競馬は毎年新しい種牡馬が増えてくるので最新の血統に関するデータや知識が必要になります。

血統の教科書は2018年3月に発売されていますが、内容的には今から5年くらいは十分役に立つことが書かれていました!

実際に私も発売から約1年経ってから買ったわけですが、寿命はまだまだ先で、もっと早く買っておけばよかったと凄く後悔しているくらいです。

そう思う理由としては、種牡馬の特徴だけでなく祖先の系統についても書かれているので、血統の基礎となる部分までイメージアップができます。

【例1】
ナスルーラ系は、グレイソヴリン系とレッドゴット系に分かれるが、同じナスルーラ系でもそれぞれの違いが分からない。

そんな時に本でグレイソヴリン系とレッドゴット系について調べ、それぞれの特徴や共通点を調べイメージアップします。

グレイソヴリン系について大体のイメージを理解すれば、グレイソヴリン系のジャングルポケットやフサイチホウオーの種牡馬としての特徴も見えてきます。

 

【例2】
サンデーサイレンス系の種牡馬も増えてきましたが、それぞの特徴が何となくしか分からないです。

キングカメハメハとゴールドアリュールはダートで好走する産駒が多いですが、似たようなイメージの種牡馬と考えていいのか?

サンデーサイレンス系の中でも著者の亀谷さんなりの分類分けがされていますので、より詳細な特徴をイメージすることができます。

 

血統で予想をしていると分からないことや気になることが多々ありますので、こんな感じで気になったら血統の教科書で調べることができます。

手元にあるため血統の教科書を辞書のように使い調べることができますので、すぐ特徴をイメージアップすることができます。

血統に関する競馬の本としてはオススメの1冊です。



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