学校へ行きたくない子供に親は何をすればいいのか

公開日:  最終更新日:2015/02/28

以前、次のような質問を頂きました。

「子供が学校へ行きたくないと言っています。親として何をすれば良いと思いますか?」

おそらく子供が「学校へ行きたくない」と言った時の対応方法の記事に対してのご質問だと思います。

私自身は今24歳で子育て経験もありませんが不登校を体験した身として回答します。

親子で手をつないて歩く

子供がなぜ学校へ行きたくないのか理由を知る

まずはなぜ子供が学校へ行きたくないのか理由を調べることは必要だと思います。

この時に無理に聞くのではなく「どうした?何かあったの?よかったら話してね?」このくらいの感じでそっと手を差し伸べるような言葉の方が良いと思います。基本的に子供は自分が不登校ということを悪いと思っているので無理やり話せと言われても話したくないはずです。

後は子供が理由を話してくれれば親の立場として楽なのですがこれは子供次第です。話すことを拒む子もいれば嘘を話して本当の理由を隠す子もいると思います。

私は子供の時に学校へ行きたくない理由を親に話しませんでした。話したところで学校へ行きたくない気持ちは変わらないし自分の今が情けないと思ったからです。でも自分に目を向けてほしいという気持ちはありました。

手を差し伸べてくれるような言葉は嬉しいです。その言葉を待っている部分も必ずあるはずです。まずは手を差し伸べるように理由を確認することが最初の一歩として大切ではないでしょうか。

学校へ行くことだけがゴールとは限らない。

私が登校を拒否した時に親が同じような環境の子供についての話をしました。おそらく私を普通の学校ではなく特別な施設に通わせることも本気で考えたのだと思います。今となっては私は親に余計な心配をさせた子供だったと後悔が大きいです。

学校へ行きたくない子供のゴールは必ずしも学校へ行くことではないと思います。

なんのために学校へ行くのか?その理由は社会で生きるための考えや行動を学ぶためで友達とのコミュニケーションや勉強はまさに大人になるため必要な学びです。

これらの学びは必ずしも学校でないと学べないことではありません学校でなくても学べます。しかし学校という場所は環境が揃っていていて学ぶにはとても最適な場所なのです。

理想は学校へ登校して学びながら成長することがベストです。学校には先生もいるので親としての負担も減ります。学校へ行くことがベストなのですが、その子に合ったゴールを探すことも大切だと思います。

一緒に1歩ずつ進んで、いつの日か子供だけ進ますこと

学校へ行くことがゴールではないと書きました。でわゴールは何なのか?それは子供が自立して一人で生きていけるようになることです。

「学校へ行きたくない」という思いを持った子供は何かを一人の力で解決する能力が低いです。だから学校へ行かないという決断をしたのだと思います。

目の前の困難から逃げるための手段というようにも表現することができますね。(私はまさにそうです。)

目の前の困難から逃げるという考えは子供の時は仕方ないかなと思う気持ちもあります。大人ではないのでまだまだ知らないことが多くて困難と立ち向かうことの大切さも分かっていません。

つまり子供と親が一歩ずつ進んで解決や成長につながる毎日ならばいいのではないでしょうか?そのスピードが遅かろうが早かろうが誰かと比べる必要性は全くないと思います。

そしていつの日か親は止まり子供だけを進ませて下さい。親と進んできた毎日を力にして子供は自らの力で1歩ずつ進んでいきます。

それを小学生の時に求めるのか?中学生の時に求めるのか?それはその子次第なので正解はありません。

最後に…

私は子供の時に不登校を経験しました。今は24歳となり結婚していますが子供はいません。

そんな私が生意気にもこの記事を書きました。賛否両論ではなく否しかないのかもしれません(笑)私は特別な人間でもなければ偉くもないのでこんなことを書く資格はありません。

それでも体験談が誰かの役に立てばと思い体験談を参考に私の思うことをここまで書きました。体験談を元にと言っていますが実際に子育てをしている親からすれば子供が不登校になった時に私の書く内容はキレイごとだと思います。

学校へ行くことがゴールじゃないとは言っても親は仕事があり学校へ行くことは日本では義務教育です。私の思うことは解決策ではなく理想だというご指摘もとても納得できます。その通りだと思います。

子供が「学校へ行きたくない」と言った時の対応方法を書いた時も色々な意見を頂きました。

そして私の考えはまだまだ未熟で理想なのだと思い知りました。このテーマについては今後書くことを控えようとも思いました。

しかし私は「みんなが幸せになってほしい」という考えを持っています。みんなが幸せなど現実問題として実現できないことだと思いますがこういう考えを持っています。

まずは苦しむ子供に役に立てればと思いここまで書きました。一人でも多くの学校へ行きたくない子供が救われますように。



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