システムエンジニアにとって良いモノを作るとは何か学びました
先日あるSE(システムエンジニア)さんとお話してモノつくりに対する考え方を聞いて勉強になったので要点をまとめてご紹介します。
お話のテーマは私の聞きたかった「良いモノを作るとは?」です。
※システムを作る人間同士の会話なのでマニアックかもしれませんがご了承下さい。
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良いモノを作りたかったら使う人の目線になる
私はシステム屋として誰かが作ったシステムの維持管理や新しいシステムを作る仕事をしています。モノつくりで大切なことは使う人の目線になって考えることです。
モノつくりに限ったことではありません。販売の仕事でも介護の仕事でも相手の気持ちになって考えるということは大前提だと思います。
使う人はどう思って使っているのか?使っていて要望は無いのか?こういうことを聞きだして形にするのが作る側の仕事だと学びました。
良いモノを作りたいなら、使う人の意見を吸い上げ作り始めることが大切。先につくって後から使う人の意見を反映するようなモノは良いモノとは言えない。
その通りですよね。誰かの役に立つためにモノを作るわけだから作ってから良くするというのは違うと思いますよね。
そうすると例えば私のブログは誰かの役に立ちたいと思い記事を書いていますが悩んでいる人がいることを前提に書いてはいません。おそらくこういう悩みを持った人もいるんだろうなぁ。と想定して記事を書いています。
外見で悪いと評価され中身を見てもらえないのは残念で悔しいは外見だけで悪い評価されている人がいるかもしれないと思って書いています。学校へ行きたくない子供に親は何をすればいいのかは学校へ行きたくない子供に悩んでいる親もいるだろうと思って書いています。
このように私が書いた記事を読んで役に立ったと思ってもらえる人もいろうだろうという感覚で記事を書いているので、今後はもっと実際に悩んでいる人を見つけて役に立つような記事を書く意識も必要だと思っています。
使う人と作る人の譲り合い歩み寄り
良いモノを作るなら使う人目線と書きましたが使う人の考えが必ずしも正解ということではありません。
使う人の意見はとても貴重ですが作る人の意見が正しいことだってあります。そういう時は使う人の考えに作る人の知識を加えることでより良くすることができます。
使う人と作る人の譲り合い歩み寄りが良いモノを作るための考え方です。
使う人の意見をそのまま取り組むだけではダメで、作る人が自分の好きなように気持ち良いように作るのもダメ。使う人と作る人の協力で良いモノが完成するんですね。
業務アプリとパッケージの違い
私が仕事で関わるシステムは業務アプリと言われて仕事をするために使うシステムです。例えばお店のレジなどが業務アプリと言えるでしょう。
一方で今回のパッケージとは興味から欲しいと思えば使って別に必要なければ使わなくても良いシステムです。例えばパズドラとかゲームは遣りたい人だけインストールしてつまらないと思った人はアンインストールして消します。
業務アプリとパッケージを使う人を比べると、業務アプリを使う人は何か不満があっても我慢して使い続けます。パッケージは不満があれば使うことを止めて別のモノを探します。
このように使う人の条件が違うので業務アプリとパッケージで使う人から意見を吸い上げてもそれをどう活かすかはそれぞれ異なるということです。
自分の扱うシステムは業務アプリなのかパッケージなのか分かった上で使う人の意見を吸い上げどう活かすかが作る人の仕事です。