「血統」の可能性と自分の予想への取り入れ方を若き競馬ファン二人で対談しました

公開日:  最終更新日:2015/12/27

以前、「馬券の売り方」について若き競馬ファン二人で対談してみましたという対談記事を書きましたが、競馬対談記事第2弾です。

今回は「血統」について前回と同じく、私(@tanesho42)と競馬仲間(@takuzikun)で「血統」について語り合いました。

馬券の売り方について対談

【対談者】
【将】@tanesho42、【拓】@takuzikun

予想に血統を取り入れる

【将】最近、単複論! 実践編の影響もあり、自分の予想に血統という要素を取り込むようになったよ。

【将】けど、まだ初心者目線で考えることしかできないから、血統に関する書籍を読んでも苦労する状況かな。

【拓】やっぱり血統に興味を持つキッカケが馬券を当てたいって思うことから始まる人が大多数だと思うんだよね。でもそれなら、血統を始めました明日明後日から使えるか?ってなるとそれは難しい。

【拓】最低限必要な知識が他のファクターよりも多くて複雑だから初心者が手を出しづらいって思われるのが血統だよね。

【拓】自分は血統について勉強するようになって7年ぐらい経ったけど、初めに血統に興味を持った理由が馬券としてではなく競馬の歴史として血統を学び始めたから、今まで血統を中心とした考え方が長続きした要因としてあるかな。

【将】競馬の歴史ね…。

【将】自分の場合は予想理論として馬個性の能力を中心に考え予想を組み立てるから、そこに血統という要素がプラスアルファとして取り入れることはできないかと考え始めたよ。そう考えると僕は当てたいことを目的に始めたから拓とは少し違うかな。

【拓】例えば、その馬券買うレースで本命馬が予想の際に重視した個性が出る競馬なら問題は無いけど、個性が出る競馬にならないことが多々あるのは長年の経験から理解してるよね?

【将】う~ん。そうだね理解しているつもり。けどそれでも勝つだろうという気持ちも長年の経験であるかな。まあ、そういう時はあまり信用しないけどね。

【拓】それは確かにある。けど馬券の回収率という点で考えるとそれは無視して、適性のプラスアルファを重視する予想が生きてくると考えない?

【拓】だって、馬の能力で買う人が大多数な訳だから、その馬が能力を発揮できなかったと仮定すると、レースで買える馬はどれになるのっていう考えでも期待値は大きく跳ね上がると思うんだよね。

【拓】将の場合は単複が基本スタイルだから、そのメリットに気付きにくいかもしれないけど、たとえば圧倒的な1番人気、単勝1倍台の馬を外した連勝系の馬券ってうまみがぐっと増すんだよね。

【将】確かに自分は単複が基本スタイルだけど、単複に限らず人とは違う視点の買い方である適正予想の重要性は理解しているつもり。後は本命サイドを買うか、穴サイドを買うか、つまり的中のサイクルが自分に合うかだと思うんだよね。

【将】自分は最近血統を取り入れてから、血統予想じゃないと買えないような馬で当てる爆発力を実感した。けど、的中率はもう少し高く維持したいというのが本音かな。単純に予想力が低いだけかもしれないけど、ある週は4レース買って全滅だからへこんだよ…。

【拓】僕は的中のサイクルよりも、期待値への収束のしやすさが必要だと考えている。まあ、その辺は血統的な話じゃあなくなってくるからまたの機会にした方が良いかな。

血統の取り入れ方

【拓】ところで、血統をどうゆう形で馬券に取り入れてる?

【将】え~と。出走馬の種牡馬別コース成績がターゲットの機能でボタンひとつで表示できるんだよね。(過去三年くらいが対象かな)それで複勝率を見ている。その他に母数や複勝回収率も見るけど、基本は種牡馬の複勝率かな。

【拓】ブログは毎週チェックさせてもらってるけど、例えば3月28日、29日の勝負レースにあげてた馬の種牡馬の複勝率ってどれぐらいなの?

【将】25%~30%くらいかな、その他に馬場で絞ったり母父を考慮して最終的には本命にしたから多少前後するかもしれないけど。なんとなく複勝率30%を越えたら合格点みたいな基準が自分の中である。

【拓】なるほどね。ということは、4レースに1回ぐらい的中する確率だから4レース購入時は全部外れる可能性も十分にあるよね?

【将】あ…。確かにそうだね。

【将】それなのに大穴を狙う勇気がなくて、4番人気~8番人気くらいの中穴を中心に狙ってるから設定が悪かったかもしれない。

【拓】そうだね。あと反省点としては種牡馬の複勝率となると長年競馬予想をしている競馬ファンなら気づくような情報だと思うから期待値が下がりそうだよね。

【将】最近はJRA-VANのスマホアプリでもコースの種牡馬別成績が表示されるようになったからね。多くの人が種牡馬の勝率や複勝率くらいなら以前より簡単に調べれるようになったことは確かだと思う。

【拓】そういえばJRA-VANにそんな機能も増えたね。

【将】血統で勝つためには、あまり知られていないような目が行き届かない条件を見つけることが秘訣だと思う。

【拓】例えば単複論! 実践編にも書いてあったけど、アグネスタキオン産駒の成績が良いコースで、同じサンデーサイレンス産駒で母の系統も同じオレハマッテルゼ産駒やマツリダゴッホ産駒を狙ったりすれば、少しの捻りでライトファンに見えないところに手を出すことができると思うね。

【将】確かに自分も単複論を読んでサンデーサイレンス系をさらに細分化する考え方はとても感心したよ。以前からサンデーサイレンス系で一括りにすることに違和感があったし細分化しないといけないと思っていたからね。

【将】でも、ディープインパクト産駒とハーツクライ産駒は違うだろうと感じていても何がどう違うか分からないし、どう分類すれば良いか分からなかったしね。

【将】確かに感動はしたんだけど気になることもあって、サンデーサイレンス系を細分化したけど結局は何とか系を増やしてただけなんじゃないか。とも思うんだよね。違うのかな?

【拓】より詳しく詳細に分けていくことは馬券を買う上では大切なことだと思うな。まあ、それを処理できる範囲でやらないと意味がないんだけどね。

競馬にどれだけ時間を確保できるか?

【拓】仕事をしながら趣味として競馬を楽しむには、こういう条件は得意という感覚的なことを身に付けるのは大事だよね。

【拓】雨の東京、中京ダートとか、雨の洋芝とか、阪神京都外回りとか、東京芝を僕は得意だと思って予想してる。それが予想時間の短縮に繋がると思うね。

【将】より詳しく詳細に分けていくと母数が減るから統計データとしての信用性が減るという危険もあるよね?明確に信用できると言える基準はないけど対象馬が少なすぎて数頭の馬で集計された成績では意味がないと思う。

【将】できることならガッツリ競馬に取り組みたいけど現状無理だから時短に繋がる定石が欲しいと日々感じているよ。

【拓】以前も話したことあるけど、当日の傾向を見る水上さんでいうシュボババ的な考えが一番時間を使わずに馬券を楽しむ方法だと思うんだよね。「素人でも儲かる!「血統」驚きの法則」という本がシュボババを知るためにオススメかな。

【将】シュボババね、本読んだことないから分からないけど時間短縮になるんだね。

【拓】まあ、ある程度の知識は必要だし準備に時間かかるけど、その日の傾向をメインに考えるから、その日のデータほどを見る事になるから、必然的に過去のデータから複勝率とかを見るよりは時間短縮になるね。

【拓】確かに開催中は常に拘束される訳だけど、馬券で勝つにはそれぐらいの拘束は必要不可欠と思う。

【将】前日に馬券を買って当日は結果を祈るような買い方は無理だと思う?

【拓】前日に予想を固めたいなら、当日の影響を受けにくいようなレースにすればいいんじゃないかな。

【拓】重賞や極端な条件のレースはその日の傾向よりも過去のそのレースや条件での傾向を重視した方が良いようにも思う。ただそうなると勝負数はぐんと減ってしまうよね。

【将】当日データの重要性は分かるよ、ただ僕の場合はブログで予想を書いているから、やはりある程度過去の統計で予想できる条件が理想だね。そうしないとブログに予想書けないし。そんなことを考えてたら狙うべきレースはダートが良いという結論になったんだよね。

※この対談期間中にブログで競馬予想書くことを基本的にやめますを宣言。

【拓】確かにダート方が芝に比べて馬場差が小さいっていうのは納得かな。けど、馬場差があるからこそ、バイアス予想が冴える訳で、血統ってファクターで見ると、妙味には欠けると思う。ダートがダメということではなくてね。

【将】妙味に欠けるってどいうこと?血統予想は穴を狙うべきだという前提だよね?

【拓】えっと、前日予想で固めれるってことはその傾向が顕著なわけじゃん?例えば極端な話だけど、菊花賞でダンスインザダーク産駒を狙うとか、桜花賞でディープインパクト産駒を狙う、とか。それって人気が先行してしまうと思うんだよね。

【拓】どうせなら言い方を変えれば回りくどいアプローチでたどり着いた結論の方が妙味あると思う。

【将】回りくどいアプローチでたどり着いた結論は人気の無い穴馬になることが多くないかな?

【拓】そうなりますね。

【将】つまり血統は適正予想だから人気のない馬を狙いことが基本型であり、人気サイドを狙う予想スタイルには向いていないと思うってことだね。

【拓】そうだね。人気サイドの馬なのに血統で加点材料を見つける必要はないと思うね。2着続きの馬が人気するのは一目見て分かるけど、血統から人気する馬を見つけるのには時間を要するじゃん。

【拓】時間を短縮するって、それだけじゃなくて、予想をよりピンポイントに絞ってるって側面もあると思う。

【将】予想をよりピンポイントに絞るって側面は良いこと?

【拓】僕はプラスだと考えてるよ。絞らずに広げていけば予想は人気サイドに収束してしまうと思う。

【将】そうだね、例えば父+母父で成績の良い血統に絞れば人気とは異なると思う。後はそれでプラスになるかだよね。

血統は成果が出るまでに時間が必要

【将】血統を予想に取り入れて感じたけど、成果が出るまでに時間が必要だと思うだから結果を求める人は長続きしないんだと思うな。

【拓】時間がかかるってのは納得。覚えることは多いし、応用の仕方にもたくさんのバリエーションがある。なんせ、血統のデータって過去数年を見たりしてるわけだしね。

【将】そうだよね、だから自分の予想に取り入れたいと思っても難しいと思うんだよね、可能性はあるけど血統をどう取り入れるて良いか難しい。

【拓】でも、血統って勉強用の本が他の予想法に比べて充実してると思うから、その点は入りやすいとは思うんだよね。

【将】そうだけど、実践に使うってなると難しくないかな?スピード指数のように決まった作業をして本命馬を決める方法ではなく、血統の場合はケースバイケースで血統の持つ特徴を使うみたいな感じだよね。

【将】だから予想に使える材料は多く揃っているけど扱い方は難しいイメージがあるな。

血統予想に向いている性格

【拓】血統の予想って不確定要素を買ってる感覚だと思うんだけど、それが将の予想スタイルに合ってないってのが大きいんじゃない?

【将】ん?興味深いね。僕のスタイルにあってないかな?それは僕の予想が馬の個性を重視すらから?

【拓】血統予想は穴狙いの予想。つまり本命馬を負かせる馬を探す。ってことになるよね。将の場合は、その本命馬に対しての評価が高すぎるんだと思う。だって本命党なら、馬券圏内だろうと思う馬は人気馬のわけじゃん?

【将】そうだね。

【拓】だから本命党の人は穴馬に対する考え方で、負かせる可能性はあると予想できても、買うっていうステップに入れないと思うんだよね?

【将】う~ん。否定は出来ないね。穴馬が来るかもって思う基準と、その穴馬の馬券を買うって基準は全然違うからな。

【拓】たとえば圧倒的に人気で切れる馬がいれば、もうそれだけで一気に勝負するチャンスだと思うわけ。

【将】なるほどね、穴党は人気で切れる馬がいるだけで、チャンスってことでしょ?

【拓】そうだね。逆に本命党は切れる人気薄の馬がたくさんいるとチャンスなのかな?

【将】んー。どうだろうね。個人的には人気馬が2頭~3頭くらいで競っている方が良いけどね!まあ後は圧倒的人気に不安がある時に他の馬の複勝とか。

【拓】人気馬の単勝や複勝って締め切り前ぐらいにグッとオッズが落ちちゃうイメージがある。たいして人気薄のオッズはじわじわ上がってる。

【拓】ファンの心理的に単複イコール安心だから、人気馬に集中する傾向があるのかな?

【将】それはあるね、やはり初心者とかが人気の馬を買えば当たるだろうって思って買った100円馬券が積み重なっていると思うな。

【将】後は表舞台に出ないような人が本当に人気馬をドカンと買っているのかも?どちらにせよ安心という気持ちに影響されている思う。悩んだら人気馬から選ぶだろうし。

【拓】それなら尚更穴狙いが有効に思えるんだけどな…。

【将】穴狙いの方が良いことは分かるよ。能力差とオッズ差を考えれば、オッズが違っても能力的には同じだろうなんてよくあるから。

【将】でも、その人の性格次第だけど自分の場合は五連敗とかすると正直へこむな。冷静さも失ってしまいそうだし。

【拓】なんで5連敗してるかだよね。期待値に収束するにはサンプルが少ないのか、単純に予想が間違ってるのか。

【将】予想する時の支点が変わったことはあると思う。穴狙いを最近試してみて、買わないにしろ予想するレースは増えた。それに対して予想する時間は変わらないから、単純に1レースに使う時間は減ったかな。

【将】これまた性格って言えばそれまでだけど、分からないなりに結論を出すのって嫌なのね。

【将】例えば、能力は低いと思うけど、叩き二走目の成績が良い馬がいたら、どうして成績が、良いか気になる。もしかしたら叩き二走目だけ毎回相手が弱かったかもしれないし、展開が向いたかもしれない。

【将】そういうなんで?を全頭しっかり甲乙つけて最終結論を出したいんだよね。

【拓】なるほどね。

レースを特定条件に絞る必要性

【拓】短距離王って本読んだことありますか?あの本は芝の1200mだけに絞って予想をしました、っていう本で、なぜそうしたかって、同じ顔ぶれで行われることが多いので横の比較が可能、って書かれてたはず。

【拓】将が以前、ダート中距離に絞ってる、っていうのはそういった背景があってだよね?

【将】短距離王は読んだことないね。

【将】自分の場合は、今でもリスペクトしている上野誠さんの「馬券 無敗の法則 ダイヤモンド★ヘッド」でダート中距離1000万クラスがオススメだと書いてあったから真似したんだよ。でも意図は毎回似たようなメンバー構成という点だから芝1200mに絞るのと同じだね。

【拓】特定条件のレースに絞って勝負するという考えは必要なのかな?

【将】自分は必要だと思う。理想はレース条件に限らず目の前のレースを当てる予想家がカッコいいけど、現実馬券で勝っている人の多くは自分の得意条件を理解してレースを絞っていると思うよ。

【拓】そうだよね…。その通りだと思うな。

まとめ

【将】そろそろお時間と言うことで…。今回は「血統」というザックリとしたテーマだったので途中血統とは関係ない話もありトークの展開が悪かったな…。

【拓】(笑)

【将】まとめると、「血統を予想に取り入れるには勉強が必要で時間もある方が良い、そして穴党の方が血統に向いている」かな?

【拓】そうだね。後付け足すとすれば血統は奥が深いということかな

【将】確かにそうだよね。

【拓】血統って奥が深いからこそ、対談で語るのが難しいテーマでもあると思うけどね。

【将】けど、こうして競馬について語ることは楽しいし、競馬ファンって語るの好きじゃん?

【拓】好きだねー。特にジャンルが合う人はワクワクするね。

【将】そういう点では血統というテーマで語れて良かった!次回またテーマを決めて語りましょう。

【拓】はい。ありがとうございました~。

【将】バイバイ~。

馬券の売り方について対談



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