競馬で飯を食いたい人は「競馬1本でメシを食う技術」を絶対読んで欲しい
競馬ファンなら誰もが一度は考えたことあるのが「競馬だけで生活したい」ではないでしょうか?
私はありますよ!
それも何回も競馬だけで生活したいと考えたことありますし、今でも時々そんなことを考えてしまいますよ。
まあ、そもそも競馬だけで生活することが悪いとは思いませんからね。
競馬はギャンブルと言われていますが、生活できるくらい極めればそれは立派なことなので、周りから文句を言われる筋合いもありません。
でも、「競馬で生活する」つまり競馬でメシを食うというこのハードルはかなり高いと考えています。
私にそれを気づかせてくれたのがある一冊の本です。
これですね。
競馬1本でメシを食う技術という本で過去にも、このブログで何度か紹介しています。
私の馬券スタイルは単勝と複勝が中心ですが、今の馬券スタイルになったのはこの本を読んだからであり考え方の根底となっています。
馬券スタイルについての考えはまた別で書くとして、今回書きたい内容は競馬で生活する難しさです。
収入が不安定
会社員として働くことの良さは毎月決まった金額の給料が貰えるので収入が安定していることです。
それに比べて個人で働く場合は、毎月決まった金額の給料があるわけではないので、収入が不安定です。
もし、馬券生活をすることを考えたら個人で働くことと同じで収入は不安定です。
求められるのは強靭な精神
例えば毎月生活のために20万必要だとすれば、回収率150%を狙うにしても毎月40万円分の馬券を買って、しかも定期的に利益を出さなければいけません。
さらに当たり前ですが、馬券は外れることだってあります。
ずっと馬券を当て続けることは不可能であり、当たりと外れを繰り返しながら利益を得ていかないといけません。
さらに、勝負事というのは流れがあるので絶好調の時もあれば絶不調の時もあります。
不的中が続く負のスパイラルという時期は凄く辛いですけど、外れた時にどれほど精神力を維持できるか?
競馬で生活したいならまず精神力は絶対必要不可欠です。
馬券生活のリアル
●ご祝儀を競馬でひねりだせ!(P86)
●カードの引き落としが明日(P94)
●住民税9万のため「絶対に勝たなければ!」(P98)
この本の中で著者である馬券生活者の上野誠さんが馬券で勝負した内容が書かれています。それを引用させて頂きました。
内容や結果はネタバレになるので書きませんが、大切なのはこういうプレッシャーを常に感じながら生活しないといけないということです。
お金を上手にコントロールするなどしてリスクを最大限減らすことは可能ですが利益を出すためには馬券を当てなければいけないという不安定さと生活するための出費の関係からプレッシャーを避けることはできません。
普通の会社員だって働いていればプレッシャーはありますが働いた結果次第では生活できない、さらには資産を失うという環境の人は少ないと思います。(もしかしたらいるかもしれませんが…。)
すべてのサラリーマンは「利益」と「税金」という高いテラ銭を払っている負け組なのである。(P202)
これは最後のエピローグに書いてある1文です。
競馬で生活することは不安定と書きました。それに比べてサラリーマンは毎月決まった収入があるので安定はしています。しかし上野さんはサラリーマンは「利益」と「税金」という高いテラ銭を払っている負け組と書かれていいます。
確かに個人的にも納得できる意見でもあります。私は会社員ですが自分を勝ち組だとは思えません。(むしろ負け組と思うくらいです。)ならば自分が好きで得意な競馬だけで生活できるか考えると精神的にも競馬で生活するためにはまだまだ未熟です。
競馬で生活したいという考えは素晴らしいと思います。世間一般的には否定されるかもしれませんがユーチューバーなど好きなことして生きようとしている人がいる現代なので目指すべき夢としては良いのではないでしょうか?
その前に体験者の経験や意見を聞いてみることに損は無いと思います。やるやらない別として競馬で生活したいなら競馬1本でメシを食う技術を読んで考えてみて下さい。