馬券生活者になりたいなら必読の1冊「馬券生活者・木下健の競馬で妻子を養う男の馬券術」
数ある競馬本の中で今も時々読み返すのが「馬券生活者・木下健の競馬で妻子を養う男の馬券術」という書籍です。
最後のあとがきも含めて351ページの分厚い書籍です。内容量も多く永久保存版の1冊として私は手元に置いています。著者である木下健さんは馬券で生計を立てている馬券生活者です。馬券生活者としての体験談も含まれた内容は信憑性が高いです。
参考にできる箇所がとても多いと感じました。特に私が自分の競馬にも取り入れたいと感じた部分をピックアップします。
勝ちたいんか、楽しみたいんか(P237)
馬券生活者と競馬ファンは競馬に対する視点が違います。
馬券で生活するということは常に勝つということを意識しなければいけません。馬券は外れたけど楽しめたからいいという考えはありません。
『勝つ=稼ぐ=苦しい』という法則が成り立ちます。馬券で生活するためには稼ぐために勝たなければいけません。
稼ぐということは苦しいことなので競馬を楽しいと思う感覚とは違うのです。
半永久的な勝ち組になるための条件(P240)
会社に勤めていれば毎月給料が貰え安定した生活を過ごすことができます。それに対して馬券生活者は収入を得るためにお金を払って馬券を買います。
お金を払って会社に出社、当日の業務内容によって給料が決まり、業務内容が悪い場合は給料なしというような状況です。
安定とはかけ離れた生活、馬券生活者として勝ち組になるための条件。それは「メンタル面のケア」だと書かれています。
メンタル強い人は少し予想がまずくても勝てる力があり、馬券生活をする上でメンタルの強さは必要です。
プレッシャーと上手く付き合うには心に余裕を持たすことが大切だと書かれていました。
「複コロ」は「メンタル面のプレッシャーを最大限に排除できる馬券術」(P264)
木下さんは複コロを中心に馬券を買っていました。
複コロは連続で的中させないといけませんが、外れても損失は最初の馬券代のみ。そう思える気持ちが心の余裕となりプレッシャーを排除できます。
複コロへのイメージがこの本を読むことで大きく変わりました。考え方、使い方次第では大きな威力を発揮する方法だと思えるようになります。
最後に…
この本を読む前から馬券生活に興味はありました。そしてこの本を読んだ後も馬券生活について考えました。
私のような小心者は安定を求めるので馬券生活はできませんが生きるためにお金を一生懸命稼ぐ方法が競馬であって批判されることではありません。
馬券生活に対する意見は人それぞれですが、私は賞賛されるに値すると思っています。