「なるようにしかならない」とは?人生を楽にする考え方
「なるようにしかならない」は、前向きになる良い言葉ですが、解釈が難しく悩んでしまう言葉でもあります。
悩んでいる人へ「なるようにしかならない」というアドバイスは、本質を捉えているとは思いますが、良くも悪くも受けて次第です。
大前提として、自分は「なるようにしかならない」が良い言葉だと思っていますが、過去には悩んだこともあるので今回書いてみました。
【実体験】なるようにしかならないと教えられた子供時代
子供の時の実体験です。
私は悩んでいたことがあったので親に相談をしました。
内容を詳しく覚えていないのですが、人間関係の悩みだったので、親も回答が難しかったと思います。
そんな状況で親からの回答が「なるようにしかならないわね!」でした。
当時の自分は根性論のような回答が返ってきたことに驚きましたし、理解も難しかったので少し不満でした。
悩みを解決するための答えが欲しかったのに、現実ありのままを受け入れれろという回答で「なんだよ、それ…」という感じです。
子供ながらに理解できれば良かったのですが、さすがに難しいと思います。
しかし、大人になって改めて考えてみると、「なるようにしかならない」という考え方は凄く大切だと気付きました。
人生というのは自分の思い通りに進まないことの方が圧倒的に多いです。
自分の思い通りに進めようと努力するのも良いですが、「なるようにしかならない」から仕方ないと割り切って受け入れるのも1つの方法です。
人間関係や生活環境など、1人で生きているわけではないので思い通りにいかないのは当然です。
「なるようにしかならない」どう解釈すれば良いか?
「なるようにしかならない」という言葉の解釈ですが、”なんとかなる”という意味を持つ「なるようになる」が変化して「なるようにしかならない」となりました。
つまり、「なるようにしかならない」は「なんとかなる」だと解釈すればいいです。
それなら「なんとかなる」の方が分かりやすいと思うかもしれませんが、受け手の感じ方は結構違います。
・なるようにしかならない → 不安が起きたら考える
どちらも「きっと大丈夫でしょう。」という意味ですが、「なるようにしかならない」の方が前向きな捉え方だと思いませんか?
不安を感じる人にオススメ「なるようにしかならない」と割り切る生き方
考え方次第なのですが、「人生なんてさ、なるようにしかならないでしょ!」と割り切って生きることもできます。
自分の体感ですが、ポジティブな人は『なるようにしかならない』と考えている人が多い印象はあります。
無理に自分を変えようとする必要はないのですが、何か変わりたいとか今を変えたいと思うなら、思考を変えることは1つのキッカケとして良いと思います。
どれだけ頑張っても、人間関係や生活環境に影響されて、どうしようも出来ないことは現実的にあります。
頑張っても変えられないことに不安を感じて悩むなら、「なるようにしかならない」と割り切ってしまう。
そうは言っても割り切れないし、自分も同じような感じなので、性格的に前向きになれない人の気持ちは分かります。
でも、本気で変えたいと強く思い、一歩踏み出したときには、もしかしたら変わるかもしれません。
この記事が、キッカケになれば嬉しいです。
「なるようにしかならない」が実感できない理由は経験値
「なるようにしかならない」の意味が分かったのは、大人になり時間が経った最近のことです。
それまで分からなかった理由は人生の経験値が少ないからだと思います。
頑張らないと結果は出ないこと、頑張っても結果が必ず出るとは限らないこと、これらは人生の経験値が増えて学んだことです。
子供の時は人生の経験値が少ないので「なるようにしかならない」の本質が分かっていませんでした。
【余談】親の言い分が変わっている問題
前で書いたように子供の時、親に相談した結果が「なるようにしかならない」だったので、大人になって同じ質問をしたことがあります。
また同じことを言われるかと思ったら違いました。
「悩め。悩め。人生悩め。」
子供の時は「悩んだってなるようにしかならない」と言われたのに、大人になった今は「悩め、悩め」と真逆の回答だったので驚きました。
自分が人生の経験値を昔よりは積んだからでしょうか?
自分なりに考えてみました。
明日の天気について悩んだとしても、明日の天気が変わることはないので、「なるようにしかならない」から悩んでも無駄なことです。
でも、自分の人生はどうでしょうか?
自分の人生について悩んで今日を頑張れば、明日を変えることはできると思うので、「なるようにしかならない」と思いつつも悩んだことは無駄にはならないと思います。
つまり、「なるようにしかならない」は悩むべき時と、楽に考えるべき時で上手に使い分けるのが大切なポイントのようです。