競馬予想のプロになった人がいる。「スガダイの常識予想学入門」を読んでみましょう。
今回は「スガダイの常勝予想学入門」という書籍のご紹介です。
競馬SNSサイト「ウマニティ」で公認プロとして活躍をしているスガダイさんが公認プロになるまでの過程と独自の予想理論が書かれている一冊です。
スガダイさんの凄さはウマニティ公式プロフィールに書かれている成績で「予想レース数2343、的中率31%、回収率111%」とのことです。2343レース予想をして回収率111%というは凄い成績です。的中率31%ということから一発逆転を狙うような馬券ではなく各開催単位でも勝てるようなプロと言っていい成績です。
そんなスガダイさんの競馬への姿勢や予想への取り組みが序盤には書かれ終盤にはサンプルレースの出馬表を元に自分の予想を解説しています。
私が読んで共感できると思った点や参考になったと思う部分をピックアップさせて頂きます。
競馬はギャンブル性のあるスポーツ
(14ページより引用)
とても共感できる一文でした。
以前、私も書きましたが競馬はただのギャンブルではありません。ドラマやロマンがあり人を感動させるスポーツだと私は思っています。
参考記事:競馬がギャンブルだけなら10万人も集まらない。競馬はドラマだ!
「ストック馬」こそ復習の果実であり、予想の宝物です。
(19ページより引用)
私は競馬で勝つために予習より復習が大切だと考えています。そのため、レース映像を見直すという作業に多くの時間を費やしています。
レース映像を見直すというめんどくさい作業の末に見つけた次走狙える馬をストック馬として記録しています。このストック馬こそ馬券成績向上のポイントだと考えています。
スガダイさんも同じようなことを書いていました。結果を残す人は裏で地味な努力を続けています。「予想の宝物」という表現がカッコよく気に入りました。
レース映像チェックポイントは「道中の不利」「勝負どころでの手応え」
(23ページより引用)
レース映像を見直す時にポイントとする個所は人それぞれだと思います。芝とダートや距離によってポイントは異なります。
しかしスガダイさんが書かれていることは全てのレースに共通する重要なポイントです。私も必ずチェックしているポイントでありここを見落とすことはとても危険だと思いました。
既に予想理論が確立されている方でも参考になる内容が書かれています。どちらかと言うと競馬予想を上達するにはどうすればいいのかを課題にしている人が好むのに適している内容だと思います。
この一冊で予想理論を組み立てるのは難しいと思いますが良い結果を残すための陰の努力は学べます。スガダイさんは復習こそ陰の努力であり重要だと書かれています。
競馬予想も努力や練習を重ねれば必ず結果はよくなるということを私はこの本を読んで感じました。