何が常識か疑問に感じた新宿駅での出来事
ある朝、通勤で新宿駅に到着して上りエスカレートに並んでいると、おばちゃんが「割り込みは止めてよ、ちゃんと並びなさい」と大きな声で文句を言ってた。
この光景を見て、何が常識なのか考えさせられたので記事にします。
おばちゃんが怒る理由
その時の状況を詳しく説枚します。
私が乗っていた電車は新宿駅が終点で到着すると大勢の人が下車します。
エスカレーターに近い扉から電車を降りた人であっという間に長い列ができてしまいます。
しかし、数秒後にはエスカレーターから離れた場所で降りた人があとからエスカレーターの入り口付近に第2の列を作るのです。
イメージ図を書いてみました。伝わるでしょうか?
今回おばちゃんは列に並んでいる時に第2の列から人が割り込みしてきたので文句を言ったということです。
正直どちらの気持ちも分かる
今回の件について、常識的に考えれば割り込みした方が悪いと思います。文句を言われたことに「うるせーこのやろう」と反論はできません。
しかし、第2の列が出来ることは日常的なことであり、毎朝このエスカレータを利用している人からすればいつもの光景なのです。それにこれまで第2の列からの割り込みに注意をしている人は見たことがありません。
そのため、私の感覚では東京の通勤ラッシュではエスカレーターに複数の列ができるのは当たり前のことで常識だと思っていました。
割り込みをした人をかばう訳ではありませんが、第2の列からエスカレーターに乗ることは、毎日通勤している人からすれば当たり前でもおかしくないのでは?と私は感じたのです。
だから正直なところ、常識的なおばちゃんの考えも賛成だし、毎日その駅を利用する第2の列に並んでいた人の考えも賛成なのです。
第2の列は暗黙のルールなの?
体験談ですが、東京へ上京した時にエスカレーターの右側で立ったままボーッとしていると、おじさんからアドバイスと注意を頂きました。
「お兄ちゃん関西の人?関東のエスカレーターは左側に寄るんだよ。」
ん?島根県出身の私からしたら、エスカレーターは右側でも左側でも自由でしょ?と思いましたが、後から聞くとエスカレーターで左側に寄るのは関東で暗黙のルールだそうです。
今回の第2の列だって毎朝通勤している私からすれば暗黙のルールだと思っていました。
果たして第2の列は暗黙のルールなのか?それ次第で注意をしたおばちゃんと割り込みした人の意見も変わるはずです。
世間の常識とその環境内での常識。何が本当の常識なのか考えさせられたので書いてみました。