ルールは必ずしも正しいとは限らない、その時の正解でしかない。
先日2016年のJリーグチャンピオンシップ準決勝戦のテレビ中継を見ました。
詳しいルールを説明すると難しいので省略しますが、鹿島アントラーズは年間3位、川崎フロンターレは年間2位という成績で準決勝へ進みました。
結果は年間3位の鹿島アントラーズが、年間2位の川崎フロンターレに勝って下克上という形で決勝戦へ進むことになりました。
3位鹿島 18勝5分11敗
これは年間34試合の成績ですが、勝利数では川崎フロンターレが鹿島アントラーズより4試合も多いのに決勝へは進めません。
※今回の記事はルールについて書くので、鹿島アントラーズが決勝戦へ進むことについて否定はありません。
準決勝戦も名門鹿島アントラーズというべき素晴らしい内容でした!
ルールが必ずしも正しいとは限らない
Jリーグは2015年から「2ステージ制」というルールを採用しているので今回のような下克上という結果になりました。
実は今年だけではなく、昨年も年間3位のガンバ大阪が年間2位の浦和レッズに勝つという下克上がありました。
来年の2017年は「1ステージ制」に戻ることが決まっています。
私は昨年から「2ステージ制」というルールには反対で、間違っているのではないかと否定派でした。
検討を重ねて決定したことなので、ルール変更をしてまで対策したいことがあるのは納得です。
そして、ルールが決まった以上、参加する側はルールに従うことも納得です。
ただ、それでも今のルールは間違っているのではないかと主張することも大切です。
ルールが必ずしも正しいとは限らないからです。
ルールとは、その時の正解でしかない。
集団で何かをする時には統一するためのルールが必要です。ルールに反していないからこそ乱れることなく進行することができます。
しかし、時にはルールを改善した方が良い時もありますし、ルールは変わっていくものです。
例えば消費税は現在8%ですが、以前は5%でした。
5%から8%に変わった時に反発した人もいたと思いますが、現在の国民は消費税8%というルールに従って生活をしています。
ずっと8%という保証はなく、今後8%が10%に変わることだってあります。
その時に10%が本当の正解かというと、その時は正解というのが正しくて、消費税8%が正解ではなくなったことを意味します。
ルールとは、その時の正解でしかないのです。