テストで点を取るためだけの勉強をしていないか?
通勤電車の中で勉強をしている学生を見ると、自分が学生だった時のことを思い出します。
中間テスト、期末テスト、年度末テスト、定期的なテストに苦労をしました。
もし、今学生の時と同じテストに挑戦したら何点くらい取れるだろう?って考えてみましたが、おそらく点数低いと思います。
それで、思ったんですけど、学生の時に自分がやっていたテスト勉強ってテストで点を取るためだけの勉強だったんですね。
勉強したのに覚えていない
数学で言えば、九九とか因数分解は覚えているんですけど、微分積分なんて覚えていません。
因数分解と微分積分には、勉強の質という点で差があります。
因数分解は勉強をした結果、理解をしたからこそ今でも覚えています。
それに対して、微分積分は勉強をした結果、理解ができなかった(または当時だけ理解していた)ため、今では覚えていません。
このようにテストで点を取るためだけに勉強したことって将来的には役に立っていないんですよね・・・。
時間をかけて記憶させる
短時間で勉強してテストが終わった後は勉強したことは使わない。
これでは記憶に残りません。
問題点は2つあります。
1.短期間で覚えようとしていること。
2.テストが終わったら、その後使われない。
そもそも、何かを身に付ける時に短時間で習得しようという考え方は間違っています。
何かを身に付けるには時間が必要ですし、もしくは時間が経ったことで身に付いていたのどちらかです。
つまり、短時間で学んで、しかも学んだ後は使わない勉強からは何も学べていないのです。
社会に出ると勉強だらけ
学生の皆さんも勉強で大変だと思いますが、社会に出て働く社会人も毎日学ぶことだらけで大変です。
だから思うんだけど、その場凌ぎの勉強をしている余裕なんてありません。
よくあるのが「前にも聞いたかもしれませんが、忘れたのでもう一度教えて下さい。」です。
まあこれは仕方ないと思うこともありますし、私自身もやってしまったことあります。
でも、その時にしっかりと教えて貰って、その後も反復してたら、忘れたからもう一度聞くなんてありえないですよね。
同じことを2度聞かないって当たり前のことで結構難しいです。
ついつい聞いてしまいますからね、これを意識して毎日勉強するだけで、学べる質というのは大きく向上します。
またやるだろう作業は次回のために手順をメモして、明らかに重要だと思うポイント部分はメモするだけでなく反復して覚える。
こういうことを意識して勉強しています。