どうやったら残業が減るのか?全員で残業を減らす共通認識が必要!
残業が多い職場というのは、そこで働く従業員も苦労しますし、指揮する管理職も苦労をします。
僕はどちらかというと残業があたりまえの職場で働いてきたので残業を減らすというのは自分自身でも常に考えてきました。
働き方改革も注目されている現代において、残業を減らすということは多くの企業で重要なテーマです。
色々と試してみるが残業が減らないという職場は、そもそも残業という文化が当たり前となっていて根っこの部分から変えていかないといけない可能性もあります。
・どうやったら残業は減るのか?
・具体的に残業を減らすための対応方法
今回の記事ではこれらについて書きますので、残業を減らためにはどうすればいいか悩んでいる方は参考にしてみてください。
どうして残業が発生しているのか?
まず最初に考えるべきことは、どうして残業が発生しているのかです。
残業が発生している原因を明確にして、その原因に対して対応しなければ解決にはなりません。
僕の経験から思うことなのですが、残業が発生する大きな理由は次のどちらかになります。
1.不得意な仕事のため時間がかかる
2.仕事の量に対して人員が足りていない
それぞれ理由を説明します。
不得意な仕事のため時間がかかる
仕事が期限に間に合わないため残業をして間に合わせるというのは仕方ないですが、どうして期限に間に合わないのか?
その人の仕事が遅いか、その人ばかりに仕事が集中しているかです。
どちらだとしても原因は割り当てている仕事の量や内容がその人に適切ではない可能性があります。
仕事を振られる側は断るという選択肢はあるにせよ、自分に割り当てられた仕事を頑張るしかないです。
自分に適していい仕事なら時間がかかりますし、仕事量が多ければ残業が発生してしまいます。
その人に適した仕事内容・仕事量を割り当てられているかどうか?
仕事の量に対して人員が足りていない
全員の残業が多い場合は、仕事量に対して人員が足りていないことが原因です。
人手不足に悩んでいる企業は多いですよね…。
そもそも仕事というのは今いる人員で出来るだけの仕事量を引き受けるのが正しいです。
仕事量に対して人員が足りていない人手不足状態の企業というのは職場の状況としては結構危険だと感じています。
人手不足なら人員を増やせばいいのですが、人員を簡単に確保するのは難しく仕事を覚えてもらう時間も必要です。
そうなると残業をしてでも1人あたりの仕事時間を増やしていくしかないので、結果的に残業時間が増えていきます。
残業を減らすために断ることも必要
仕事で依頼されたことを全て引き受けていたら売り上げは良いかもしれませんが、仕事量に対して人員が足りなくて人手不足となり残業時間が増えます。
対策としては、依頼された仕事を断ることも必要です。
「あれをお願いします!後これもお願いします!」こんな感じで仕事を依頼する側って指示するだけなので楽です。
依頼するのはいいですが、それって本当にやるべきことで必要なことなのでしょうか?
余裕があるなら構いませんが残業が発生しているということは余裕がないので、依頼された仕事について本当にやるべき必要なことなのか判断して断ることも必要です!
向いている適した仕事を割り当てる
社会人として働いてみて、仕事には向き・不向きがあるということが良く分かりました。
仕事が遅い人は「あいつ仕事ができないな」と言われてしまうかもしれませんが、その人に向いていない仕事なだけかもしれません。
向いている仕事内容の時は遅れることなく仕事を終わらせます。
向いていない仕事を割り当てられて時間がかかってしまい、終わらせるのが遅いからって仕事ができないと評価されるのは間違っています。
その人に向いている適した仕事をメンバー内で割り当てることが必要で、不向きな仕事を割り当てると予定より時間がかかり残業が発生します。
「仕事だから好き嫌いを選べると思うな!」という意見もあると思います!
確かに仕事だから都合よくやるのは難しいかもしれません。
以前、僕の上司が「メンバーの長所だけを生かします。短所を改善しようとは思いません。」と言っていました。
残念ながらその上司の下で働くことはなかったのですが、素敵な考え方だったので今でもしっかり覚えています。
仕事だから都合よくやるのは難しいかもしれませんが、都合よく長所だけを生かすよう仕事ができることを目指すことはできます!
それをやるかどうかです。
全員で残業を減らす共通認識を持つ
残業を減らそうと思っても職場のメンバー全員で取り組まないと残業が当たり前になっている状況を変えていくのは難しいです。
極端に言えば社長・部長・社員と全員で定時に帰ることを心掛けないと残業は減りません。
以前、僕は職場の残業が当たり前の雰囲気を変えたくて毎日定時に帰るというのを実践しました。
自分が定時に帰ることで、後輩も帰りやすくなり先輩も帰りやすくなるかもと思ったからです。
しかし、結果は何も変わらず僕一人が毎日定時退社を実践したところで周りの人も定時に帰ろるようにはなりませんでした・・・。
その経験から思ったことは、残業を減らそうと思ったら誰かが個人で変えようとするのではなく職場全体の雰囲気が変わらないといけないということを学びました。
職場全体の残業を減らしたい
僕の場合、自分が残業したくないというのもありますが、残業当たり前の雰囲気だと帰りにくいので職場全体の残業を減らしたいと思っていました。
それで自分がまずは定時に帰ることを実践しましたが、前にも書いた通りで何も変わらず・・・。
残業が特定の人に集中している場合と、そもそも全員残業が多い場合に分かれると思うのですが、問題なのは全員残業が多い場合です。
特定の人に残業が集中しているなら周りの人に仕事を分散すれば解決になりますが、全員残業が多かったら分散することもできないので根本から見直さないといけません。
残業文化を根底から変えていくこと
仕事が時間内や期限までに終わらないから残業をするというのは間違っています!
結果的に残業をすることで締め切りに間に合わせるよう対応することはあるかもしれません。
しかし、残業で対応することが当たり前になっている職場というのは残業が文化として定着しています。
残業が当たり前になっている職場は全員で残業をなくそうという意識を持って根底から変えていかなければいけません。