「よく分かっていないので間違ってたら申し訳ないのですが」を仕事で使うのやめました
仕事で「よく分かっていないので間違ってたら申し訳ないのですが」というセリフを使うことありませんか?
誰かに何かを質問する時によく使われるセリフなので多くの人が一度は使ったこと、または聞いたことがあるのではないでしょうか。
私はこのセリフを言われたこともありますし、言ったこともあります。結構手軽に使いやすい言葉ですけど価値があるか考えたらなかったので基本的に使うことをやめました。
「保険」で使う場合と「緊急」で使う場合
私は「よく分かっていないので間違ってたら申し訳ないですが」というセリフを使う目的は2つの場面で異なると考えています。
1.保険で使う場合
1つめが保険として使う場合です。
自分は質問内容の背景までは詳しく分かっていない時、または質問に関するその他周囲のことはよく分からない時に保険をかけるように質問の前に付け足します。
「よく分かっていないので間違ってたら申し訳ないですが、過去に検討して頂いた件について・・・」
2.緊急で使う場合
2つめが緊急時に仕方なく使う場合です。
仕事において質問する時は質問する側もある程度把握してから質問するべきです。
しかし、緊急時となれば異なります。緊急時は把握している場合ではなくとにかく対応を急ぐので保険ではなく緊急を意味して質問の前に付け足します。
「よく分かっていないので間違っていたら申し訳ないですが、先方に約束した見積書のけんだけど・・・」
保険のために使うことをやめた
前に書いた通り、「よく分かっていないので間違ってたら申し訳ないですが」というセリフには、保険と緊急の2つの場面で使われることがあります。
私は保険として使うことを止めようと決めました。緊急として使う可能性はあります。
止めようと思った理由は考えることを少しでも対等にするため
仕事を効率よく進めるために必要なことは「考えること」を分散させることだと私は考えています。
基本的に仕事とは、「仕事を依頼する人(客)→仕事を命令する人(上司)→仕事をする人(部下)」という構造なので仕事をする人(部下)は仕事を命令する人から言われたことをやっていればいいです。
すると仕事の中で部下は上司に質問する時に「これはどうすればいいですか?」と決定権を求めてきます。
確かに仕事をする過程で疑問や課題があれば、決定権を持つ上司が考えて判断をするべきですが、「考えること」を分散すればもっと効率よく仕事は進みます。
自分の考えも付け足すだけで変わる
質問する時に「これはどうすればいいですか?」と判断を任せるのではなく、「自分はこう思いますけど、どうすればいいですか?」と自分の考えを付け足すだけで質問の価値はかなり変わります。
そのため次のように変えることにしました。
変更前:「よく分かっていないので間違ってたら申し訳ないですが、過去に検討して頂いた件について・・・」
変更後:「間違ってたら指摘して下さいね、過去に検討して頂いた件について・・・」
自分の意見はこうだけど・・・。という姿勢で質問することに変えました。
どれだけ効果があるか分かりませんが少しでも良くなるだろうと実践してみます。