開発時にユーザを意識して設計書に書かれてないことまでやるのか
私は物を作る仕事をしています。
先日、同業ではありませんが似たような仕事をしている知人から聞いた話で「ん~」と考えることがあったので今回はご紹介です。
登場人物
でわ、聞いた話を簡単に説明します。
登場人物は次の3人で、それぞれ立場が異なります。
1.スマホアプリの作成を依頼した人
(以下:依頼主)2.スマホアプリの作成依頼を受けた人
(以下:開発会社)3.下請としてスマホアプリを作る人
(以下:プログラマー)
スマホアプリを作りたいと考える依頼主が自分で作る技術は無いのである開発会社に作成を依頼しました。
そして、開発会社は設計など上流工程と言われる部分は自社で行ったが、プログラミングなど下流工程は下請け会社に作成を依頼しました。
図にするとこんな感じです。
開発者の責任はどこまで?
お話を聴かせて頂いた知人はプログラマーなので、下請業者としてスマホアプリをプログラミングをする立場でした。
スマホアプリを作るための設計書は、開発会社が作っているので、知人はその設計書を見ながらスマホアプリを作ったそうです。
期日に納品も終わりましたが、後日開発会社から「この部分はアプリを使う人のことを考えて作ってほしかったな」と言われたそうです。
ここで知人は
知人は設計書に書かれた通りに作ったのに使う人のことを考えて作ってほしかったと言われたことに、自分が悪かったのかと悩んでいました。
この話を聞いた私も開発者の責任はどこまであるんだろう悩み「ん~」という気持ちになりました。
私の意見
私も物を作る仕事をしている立場として意見を言うなら、知人は悪くないという見解です。
知人だから肩を持つというのではありません。
お願いされたことをするのが仕事だと考えていますから、設計書の書かれた物を作った知人は少なくとも文句を言われるべきではありません。
依頼された以上の結果を出すのがプロ
知人は悪くないと思うのですが、仕事では依頼された以上の結果を出すのがプロだと言われています。
この考え方は私も同感です。
つまり、知人はプロの仕事としてより良い結果を出す余地はあったのかもしれないとも思います。
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要求と結果の考え方は難しい
仕事には依頼する側(客)と受ける側(店員)の関係があります。
今回聞いた話の場合は、登場人物が3人なので少しややこしいですが、部分的に見れば依頼する側と受ける側の関係です。
依頼する側がどれくらいの要求なのか?そして、受ける側はどれくらいの結果を出さないといけないのか?
この考え方は凄く難しくて、自分でも日々の仕事でいつも悩んでいます。
「金払ってるだろ」という考え方は嫌い
仕事や日常生活でお金を払っている人の方が偉いという関係が自然と成り立っています。
これまでの話に置き換えるなら、依頼する側(客)と受ける側(店員)なら依頼する側の方がお金を払っているから偉いということです。
確かに、「お金を払っているのはこっちだから…」という言い分も分かりますが、お金を払っているからと言って過度な要求をするのは間違っています。
仕事を受ける側も理不尽な要求をしてくるのなら別の依頼主を探した方が絶対に良いです。
…。
こんなことを知人から聞いた話より考えていました。