就職先の判断に「離職者数」は凄く大切です
これから就職を考えている人へ、就職先の企業を判断する時の基準は色々ありますよね。
もしかしたら既に意識しているかもしれませんが、「離職者数」を意識してほしいです。
理由を書きますね。
離職者数を意識していますか?
私が就職活動をした時に、企業の求人票を見ましたが、毎年何名の社員が退職しているという情報は記載されていませんでした。
おそらく、今の時代も同じだと思われます。
そうであれば知るのが難しい情報ではありますが、大切な情報なので知っておいて損はありません。
毎年数名離職者が存在する企業
例えば、「近年の離職者数(定年退職は除く)を教えて頂けないでしょうか?」と質問して、次のような回答が返ってきても入社したいと思いますか?
【回答】
「今年が2名、昨年が1名、一昨年が3名です。」
つまり、毎年誰かが辞めているという企業です。
この情報を知っても、まだこの企業に入社したいと思えますか?私はやめて別の企業を選びたくなります。
入社歴の短い人が辞めている
また、離職者の多くが入社してから数年しか経っていないのに退職している場合も就職先として危険です。
世間では新入社員の3割は3年で辞めると言われているので、確かに入社歴の短い人が辞める傾向はありますが、それでも毎年のように新人が辞めていく企業はどうなんでしょうか。
「凄く厳しい」とか「やりがいが感じられない」など理由は様々ですが、その職場には辞めたくなる何か原因があるはずです。
これは求人票や会社見学からは分からないことかもしれませんが、入社を考える立場として知っておくべき情報です。
離職率より離職者数
離職率とは全体の社員数に対する離職者数の割合なので1000人の企業で1人離職すれば離職率は0.1%ですが、100人の企業で1人離職すれば離職率は1%です。
同じ離職者数が1人でも全体の社員数が多ければ離職率も低くなります。
確かに全体の社員数が多ければそれだけ離職する可能性が高いのは当然ですが、それでも「辞める」という選択肢を選んだ社員がいる職場環境だということをどう感じるかです。
離職にはステップアップの可能性もある
私も社会人となり数年が経ちましたが、これまで仕事で関わった人の中には会社を辞めていく人もいました。
しかし、辞めていく人が全て仕事に悩んでいたわけではなく、職場に不満は無いけど自分自身のレベルアップで辞めていく方もおられました。
会社を辞める人の理由は、「苦しくなりリタイアで辞める人」と「自分自身をレベルアップするために辞める人」の2種類あります。
そのため離職者数が多いからといって必ずしもダメな企業だということではありません。
私が伝えたかったことは、入社を考えている立場として、この企業の離職者数を知るべきで、離職者数が多いならその理由は何かを知るべきだということです。