大阪杯の血統傾向を分析した結果
大阪杯の過去レースより血統傾向を分析していきます。
よければ予想の参考にして下さい!
過去5年の血統傾向
過去5年の大阪杯で3着以内に入った馬の種牡馬系統を『父馬×母父馬』で表記しています。
※血統系統の色分けは私が使っている配色なのでご了承ください。
【2017年】
1着(1番人気)キタサンブラック
⇒サンデー系×サクラバクシンオー系
2着(7人気)ステファノス
⇒サンデー系×ヴァイスリージェント系
3着(4番人気)ヤマカツエース
⇒キングマンボ系×ロベルト系
【2016年】
1着(2番人気)アンビシャス
⇒サンデー系×キングマンボ系
2着(5番人気)キタサンブラック
⇒サンデー系×サクラバクシンオー系
3着(4番人気)ショウナンパンドラ
⇒サンデー系×ヴァイスリージェント系
【2015年】
1着(4番人気)ラキシス
⇒サンデー系×ストームキャット系
2着(1番人気)キズナ
⇒サンデー系×ストームキャット系
3着(6番人気)エアソミュール
⇒トニービン系×サンデー系
【2014年】
1着(2番人気)キズナ
⇒サンデー系×ストームキャット系
2着(6番人気)トウカイパラダイス
⇒サンデー系×ノーザンダンサー系
3着(1番人気)エピファネイア
⇒ロベルト系×サンデー系
【2013年】
1着(1番人気)オルフェーヴル
⇒サンデー系×パーソロン系
2着(2番人気)ショウナンマイティ
⇒サンデー系×ストームキャット系
3着(5番人気)エイシンフラッシュ
⇒キングマンボ系×ダークロナルド系
血統傾向を分析
2017年よりG1へ昇格した大阪杯。
もともと天皇賞春へのステップレースとして有力馬の出走が多かったレースなので、G2からG1へ替わって一気にメンバーレベルが上がったという様子はありません。
ただ、賞金6700万円の時代に叩きとして選択されていたレースから、賞金1億2000万円となれば色気が出るのは明白でしょう。
では、過去5年の血統傾向を探ってみます。
まず無視できない存在がディープインパクト産駒の存在でしょう。
キタサンブラックの父ブラックタイドはディープインパクトの全兄なので、ブラックタイド=ディープインパクトと考えると、過去5年で1着4回、2着3回、3着1回と圧倒的な存在感を示しています。
出走頭数も合計で16頭なので、複勝率は驚異の50%。
次に気になるのが過去5年で4回連対している母父ストームキャットという血統。
キズナが2回、ラキシス、ショウナンマイティとともに人気馬での結果だけに過大評価は禁物でしょうが、注意は必要でしょうか。
またストームキャットといえばアメリカ血統のパワータイプです。
このレースで穴をあけた馬の血統を見てみるとクロフネ×シーキングザゴールドという母を持つステファノス(17年7人気2着)、父ゴールドアリュールのトウカイパラダイス(14年6人気で2着、また15年も僅差4着とこの舞台への適性の高さを示しています)とパワー血統の好走が目立っています。
▼ディープインパクト産駒
アルアイン、サトノダイヤモンド、サトノノブレス、スマートレイアーと有力馬が今年もスタンバイしています。
▼ストームキャットの血統
今年ストームキャットの血を持つのはゴスホークケン産駒のマルターズアポジーのみで、人気薄の一発、あわやの逃げ切りもあるかもしれません。
阪神芝2000mで成績の良い種牡馬
阪神芝2000mコースで成績が良い種牡馬も調べてみました。
勝利数の多い順に下記のような成績となっていますので合わせて参考にして下さい。
【集計期間:2015/01/01~2018/03/18】
1位:ディープインパクト産駒(サンデー系)
⇒成績23-21-12-93 勝率15% 複勝率38%
2位:キングカメハメハ産駒(キングマンボ系)
⇒成績13-11-9-63 勝率14% 複勝率34%
3位:ステイゴールド産駒(サンデー系)
⇒成績10-5-4-57 勝率13% 複勝率25%
4位:ハーツクライ産駒(サンデー系)
⇒成績9-15-8-69 勝率9% 複勝率32%
5位:ハービンジャー産駒(ダンチヒ系)
⇒成績8-8-16-54 勝率9% 複勝率37%
▼血統を勉強したい人向けの書籍