「若者は投資をした方が良いか?」について若き投資家二人で対談してみました
どうも、個人投資家の@tanesho42です。
今回は以前からやりたかった対談企画に挑戦してみました。
テーマは『投資』についてなので、よければ参考にして下さい。
若き投資家同士で対談してみた
対談者は私(@tanesho42)とjunさん(@xi10jun1)で、「若者は投資をした方が良いか?」を切り口に対談スタートです。
右:私@tanesho42
左:junさん@xi10jun1
投資を始めるキッカケは?
junさんは何歳から投資を始めたのですか?
僕は2013年6月からなので、23歳からです。約1年3ヶ月くらいですね。
何か投資を始めるキッカケがあったのですか?
リーマンショックですね。ちょうど高校3年生の受験シーズンでしたが、当時は理数系の学科だったので、文転して大学の経営学部に入学しました。元々投資に興味を持っていたのですが、決定打になったのがリーマンショックですね。
なるほど。リーマンショックをキッカケに「投資」について考える人は増えたと思いますね。私は特にキッカケはありませんが将来「投資」に関する知識が必ず必要になるだろうと思い今年から投資を始めました。
まぁでも、ほとんどの人はリーマンショックで「景気が悪くなる」くらいの認識を漠然と持っていただけでしょうね。サブプライムローンとローン債券の証券化、言ってしまえばマネーゲームの行き過ぎですけど、そういう仕組みを事後でさえ理解していた人はすくないでしょうね。
ほとんどの人っていうのは日本人のことですか?
日本人全体というより同世代ですね。当時高校生でしたけど、サブプライムローンやリーマンショックのキーワードは知っていても、仕組みまで知っている人は少なかったと思います。僕もよくわからなくて新聞とか読んだのですけど、それでも分からなかった記憶がありますよ。
お互いの投資デビュー戦について
確かにウィキペディアで今調べても難しいと思うくらいですから高校生が理解するのは難しそうですね。投資を始めるキッカケはリーマンショックだったということですが最初に挑戦した投資は何ですか?
僕は現物株です。ヤフーの株を1単元買いました。たしか446円×100株で買いました。1ヶ月くらい保有して、550円くらいの時に売却したので、だいたい1万円の利益でしたね。
私も最初の投資は現物株ですよ。銘柄はANAを買って同じく1万円くらいの利益でした。最初の投資で利益が出たのは運が良かったと思っていますが、利益が出たことで投資への興味もさらに強くなりました。
もうガッツポーズですね!喜び過ぎて、リアルにテーブルの脚に足の小指ぶつけましたもん。ちなみにANAってどうやって選びました?僕は、ヤフーは値動きが荒くなくて、初心者向けって感じがしたので、まずは買ってみようと思って購入したのですが。
小指ぶつけるくらい嬉しかったんですね(笑) ANAを選んだ理由は株主優待です。仕事で飛行機に乗る機会が多く航空業界でANAかJALだったらANAの方が強いかなと思ったりもして決めました。
さらに2020年オリンピックもあるので需要は増える企業だろうとい期待もありました。なのでjunさんとはちょっと違う感覚で最初の銘柄を選んだような感じもします。
なるほど。言われてみればそうですね。優待だと僕はサムティのセンターホテル東京の宿泊券をゲットしました。ただ、これは失敗した投資でした。買ったあとの値下がりで損切りしないでいたら、どんどん含み損が膨らんで、ナンピンもしましたが、それでも損失が解消できず。
結局諦めて損切りしましたが、4万円くらいの損失でしたね。
優待だけを目当てにするとそういう失敗ありますよね。私もヴィレッジヴァンガードを優待目当てで買った経験があります。もちろん株価が下がりきった時を狙って買ったつもりでしたがさらに株価は下降して結局1万円くらいの損失になった時にこれ以上保有するのは怖くなり損切りして売りました。現在は購入時より株価は上がっているので売らなければ良かったと後悔しています。
株に投資してどうやって儲けるか?インカムゲイン、キャピタルゲイン、株主優待。どこを狙うかを買う前に決めることが大切かなと今になって思います。
そうですね。
若者は投資をした方が良いか?
でわ、そろそろ本題のテーマに入りましょうか。対談のテーマは「若者は投資をした方が良いか?」です。
若者は投資をした方がいいかということなんですが、僕は投資をした方がいいと考えています。法律的には未成年でも取引は可能ですけれど、タネショーさんはもし自分の子供が生まれたとして、何歳くらいから取引させたいとかってあります?
子供が興味あれば何歳からでも良いと思っています。興味がなくてもお金に関することは少しずつ早い時期から教えたいと思っています。これからの将来はお金の勉強は必須で人生の役に立つと思っているので学校の授業でも取り入れてほしいくらいです。
僕はまず競馬を教えたいですね。お金を投じるってどういうことかを教えてあげられますし、あと、せっかく福島競馬場も近くにありますし。罵声を飛ばすおじさん達を反面教師にしてもいいかなと。
おぉ!競馬ですか!
私も競馬好きなので競馬は教えたいですね。競馬は世間一般的にギャンブルと言われていますが本質はドラマだと私は思っています。競馬で馬を選ぶことと株で銘柄を選ぶことは似ていると思うんですけどね。
あえていうなら、競馬と株の決定的な違いは、マネーゲームとしてのルールですね。競馬はゲームの1回1回が決められていて、一度資金を投じると変更はできないですよね。
逆に株は終わりなきマネーゲームなので、利確損切りによって自分でゲームをやめることが出来ます。競馬で言うなら、「第一コーナーを回った時点で賭けた馬がトップだったから、今のうちに換金しよう」という行動。
この競馬の例は現実にはあり得ないですけど、この判断力を行使して利益を得るのが株取引かなと。
確かにそうですね。
競馬にはレースという区切りがあるのに対して株は終了が決まってないですね。利確と損切は競馬にない技術ですかこの違いが投資と言われる株とギャンブルと言われる競馬の違いなのかもしれません。
株はもっと手軽に参加できるようになると関心が高まると思うんですけどね。証券口座を作ったりなど、やはり始めるまでの道のりが難しく興味はあるけど始めるまでが難しいと思っている人は多いと思うんですよね。
手軽にということだと、やはり法律的な面で厳しいかもしれません。だから、DSの株ゲームとか、仮想資金で取引できるネットサービスを利用するとか、そういうのを家庭や学校で採り入れてもいいかなと思います。
投資に興味が出てくれば、必然的に欲しい情報や知識を得ようとしますし。間違いなく会社の情報収集をすることになるので、就職活動などにも最適ですよね。
そういう意味では「若者は投資をした方が良いか?」というテーマで考えたとき、会社をたくさん知ることができるというだけでも、少なくとも人生の役には立つのでは?と思いますね。
ゲームやネットサービスで株の体験ができるのは知りませんでした。確かにそういうのを利用して子供の時から学べる環境を身近に用意しておくことは大切ですよね。今はネット社会なので情報処理能力も養いつつお金の流れやお金を稼ぐスキルを学んでほしいですよね。
投資をもっと早く始めればよかった
私もjunさんも投資を始めたのが20代前半なので比較的早く投資を始めた方だと思いますがもっと早く始めれれば良かったですね。
本当そう思います。20代ですらこう思うのですから、子供のうちから金融教育を受けたい人生でしたね。
若者が投資を始めるとしたら何をおすすめしますか?私は株の現物取引しかしたことがないですがFX、投資信託など選択肢は色々ありますよね?junさん的には何をおすすめしますか?
まずは現物株だと思います。「株の買い方」みたいな本に書いてある一通りの手続きや実際の売買を、自分でやれば知識や自信がつくので。FXは値動きに癖がありますし、ギャンブルになりがちです。投資信託は、目論見書の読み方とか手数料の複雑さもあるので、オススメはしないです。
ということで、まずは現物株ですね。
私も現物株から始めたのでまずは現物株がオススメですね。
現物株の前にも、シミュレーションとしてゲームとかやったり、堅実に簿記を勉強したり、やれることってたくさんありますもん。あとは「株主」って、こう、響きがかっこよかったりして、ちょっと気分が良かったりしますし。
株主優待を目当てに株を買う
株主と言えば、最近は株主優待を目当てとして株を始める人も多いですよね。個人的には株主優待で投資に興味を持つ人が増えることは良いことだと思っているので企業にはどんどん株主優待を増やして欲しいですけどね。
おっしゃる通りで。ただ、株主にとっても企業にとっても難しいとこですよね。会社が儲かっていれば、配当なり優待なりバンバン出してもらえますけど、ソニーのように大企業でさえ、無配当や優待廃止もありますから。
あと、ユーグレナのような成長企業なら、無理して配当や優待出してもらうより、社内のビジネスに投資してもらった方がいいかなと。優待目的だけで考えると、それはそれで危ないところもあると思ってます(実体験)
私も優待目当てで失敗した過去があるので危ないというのは同感です。(ヴィレッジヴァンガードで失敗)
ソニーの無配当は驚きました。大企業でも安心はできないですね。そう考えると初心者は何を基準に銘柄を選べば良いか難しいですよね。株に安心の銘柄はありませんがだからと言って「投資=危険」とも思われたくないですし…。
基準というか、まずは知ってる銘柄でいいような気はしますよ。損したら経験になりますし、利益が出れば儲けになりますし。あと、「投資=危険」と思っている人は、ほぼ間違いなくギャンブルと混同している人です。僕はそっちの方が、機会損失という意味で危険だと思いますね。
初めて投資をする人は損したくないという気持ちがあると思います。私もそうでした。そういう気持ちも考慮した上で知っている銘柄から始めることをオススメするのが私の考えです。
私はギャンブルと言われる競馬と投資と言われる株を両方やっているので「投資=危険」ではないと実感できるのですが、投資をやったことない人や初心者には「投資=危険」ではないと思って頂くことは難しくないでしょうか?
確かに難しいです。だからこそ、僕やタネショーさんみたいな若い投資家が、ブログやツイッターで情報発信していかないといけないわけです。正直、大人の尻拭いみたいなもんです。
義務教育や高等学校で投資を勉強する機会はなく、大学に入ってようやくファイナンスという教科があるくらいです。今でこそニーサを活用しようなんてCMもありますけど、「投資=危険」と思うのも当然なくらい知識も少ない。
ならば、ニーサ口座を増やす前に、投資やギャンブルを知る機会を提供していくべきかなと思います。それが今の時代なら可能なわけですし、その適任者はブログやツイッターで情報発信できる僕らかなと。
私はTwitterもやっていますし、ブログも書いているので若い時から投資をした方が良いという情報発信をしなければいけいないという使命感もあります。今回の対談もそんな気持ちからjunさんに企画を相談しました。
極端な話ですが小学生の授業でファイナンスが導入するまで投資を始めた若者はその体験談を共有して伝えて欲しいと思っています。その方法はTwitter、Facebook、ブログなど準備されていますからね。junさんが始めたトレーダーズカフェCOREもその一つですよね。
COREについてですね。このサイトにはいろいろ使い道があるんです。今はカテゴリー別のタイムラインと適時開示情報のリンク、オフ会などのイベントを企画するシステムがあるだけなんですが、ビギナーからプロまで使えるような総合的なサイトにしていきたいと考えています。今日はCOREに何かあるかな?みたいな。
あとは、怪しい投資の話を防止するための情報交換ができるようにもしたいですね。オリンピックやカジノも控えてますから、景気が良くなってきたら、必ず怪しい投資の話が出てくるかと。皮肉なことに、それが景気が良くなってきた証でもあるわけですが。
投資について意見交換出来る場が必要だと私は思います。COREがそのためにも大切なサイトになると思っています。初心者に限らず投資について意見交換、情報収集できると嬉しいです。
でわ、この辺にしましょうか。今回はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
対談を終えて
対談の中でも書きましたが私は2014年から投資を始めました。当時23歳だったので自分は若くして投資を始めたと思っていましたが、junさんのように同世代の方はもっと早く投資を始めていることを知って正直驚きました。
今回の対談記事は私とjunさんが同い年ということもありますが、20代前半で投資を始めたこと、投資をもっと広めたいという同じような志だったので私が誘って今回のような対談をさせて頂きました。
日本人はお金を稼ぐことを悪いことだと思っていますがそれは間違っています。もちろんお金を貯めることも大切ですが同じくらい使うことも大切です。くだらない物を買うくらいなら投資にお金を使いましょう。
金持ち父さん貧乏父さんという本を知っていますか?私が投資を始めようと思った本であり、この本を読んで投資に興味を持った人は多いはずです。
junさん、今回はありがとうございました。
「トレーダーズカフェCORE」のご紹介
投資に興味がある人、投資について意見交換をしたい人など初心者からベテランまで投資家が集まってノウハウを学べる場所が『トレーダーズカフェCORE』です。
junさんからのメッセージ
COREは1つのツールです。この1つのツールが、たくさんの人に知識を与え、利益をもたらし、投資を広めるために貢献できれば幸いです。
特に男性の方は、投資を通じて知識と収入を増やしていただき、経済に貢献できるかっこ良くて強い大人になって欲しいなと思っています。なんて言っている僕がへなちょこなので、僕もそんな大人を目指します。
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