【実体験】県外就職のメリット・デメリットを徹底解説!
今後の進路について、県外就職を考えている人へ、ぜひ今回の記事を読んで頂きたいです!
僕は高校を卒業して19歳の時に地元を離れて東京で社会人として働き始めました。
県外で働いてみて多くのことを体験しました。
もちろん良かったこともあれば悪かったこともあります。
実際に僕が体験したことを元に県外就職のメリット・デメリットを書きますので参考にして下さい!
県外就職のメリット・デメリット一覧
詳しくは後ろで書きますが、メリット・デメリットの一覧はこのような感じです。
1.寂しい気持ちになる
2.人間関係がリセットされる
3.日常生活は自分で全てやる
4.親孝行ができない
5.地元へ帰られなくなる
6.自分の居場所が分からなくなる
1.家族のありがたみが分かる
2.好き嫌いが無くなる
3.自立できる
4.自分が変わる
5.「地元へ帰る」選択肢がある
6.経験が自信になる
では、それぞれについて詳しく書いてきます。
県外就職のデメリット
まずはデメリットからです。
地元を離れて県外で就職するとこんな辛い経験をしました。
寂しい気持ちになる
地元を離れて一人暮らしを始めると凄く寂しい気持ちになります。
今まで家族と暮らしていたのなら尚更で、初めての一人暮らしもワクワクな気持ちは最初だけでした。
想像してみて下さい。
帰宅しても部屋は暗い、ご飯を食べる前に一人で「いただきます」を言う、体調を崩しても誰もいない・・・。
寂しいわ!
寂しさを紛らわすためにやったこと。
⇒帰った時に部屋が明るい
・「いただきます」と言った後に「いただきます」と繰り返す
⇒自作自演で悲しい
・体調を崩しても元気なふりをする
⇒もはや論外
こんな対策をしてきましたが、寂しい気持ちに勝てませんでした。
地元を離れて県外で働くということは、孤独な環境に打ち勝つことが必要になってきます。
人間関係がリセットされる
就職先の県外に知り合いがいるなら安心ですが、知り合いがゼロからの生活を経験する人の方が多いはずです。
僕は19歳の時に東京で働き始めましたが、その時は東京に知り合いが1人もいませんでした。
人間関係はリセットされてゼロからの再スタートです。
「これまでの18年間は何だったんだよ・・・。」絶句しました。
だって18年間という時間をかけて築き上げた人間関係が一瞬にしてゼロに戻るんですから。
東京で働き始めて1年くらい経った20歳の時に東京で初めて友達ができました。
その友達から新しい友達ができて、またその友達から新しい友達ができてというように人間関係は一気に広がりました。
しかし、こればかりは自分の行動力と運次第という点もあり、待っているようではダメでした。
自分からガンガン行くような積極性が必要です。
日常生活は自分で全てやる
一人暮らしを始めると、これまで親(特に母親)がやってくれていたことなど日常生活の全てを自分一人で行わなければいけません。
私は特に洗濯で苦戦しました。残業が当たり前の職場環境なので帰宅するのは22時とか23時とかです。疲れている体を動かし洗濯を2日に1回行っていましたが、時々あまりにも苦しくて休日に1週間まとめて洗濯することもありました。
今でも結構大変です。
結局、自分一人でどこまで頑張ることができるかなんですけど、異国の地で初めての一人暮らしというのは思っているより大変です。
親孝行ができない
これは自分への反省と地元を離れて県外へ出ようと考えているあなたへの戒めです。
「親孝行」というのは凄く大切なことです。(当然ですけどね)子供の時と違って社会人になり働き始めれば自由に使えるお金も増えるので、親孝行として出来ることの幅も広がって生きます。
でも、地元を離れて親との距離が遠ければ遠いほど親孝行をするのも難しくなります。地元へ帰省する回数を増やすとか考えられる対策はあります。でも、移動時間や移動費用だって馬鹿になりません。
地元にいれば急いで帰れる実家でも、地元を離れたら何かあった時、急に帰ることも難しい可能性もあります。
私は祖父が亡くなった時に、ギリギリで帰省することができて最後に祖父の生きている姿を見ることが出来ました。半日でも帰省する時間が違っていたら生きている姿を見ることができませんでした。
そう考えると、地元を離れるできた自分と地元との距離は結構厄介です。そして、繰り返しになりますが親孝行は大切です。
地元へ帰られなくなる
親孝行は大切と言いながら矛盾していますけど、私は地元へ帰ることが嫌です。
実家に帰ることが嫌ではないのですが、地元へ帰ると何故か悲しい気持ちになるからです。不思議ですよね、久しぶりに実家へ帰ることが嬉しいはずなのに気持ちは悲しんでいるんです。
これは私が特別なだけかもしれません。他に厄介なのが自分は地元を出て県外へ行ったという「プライド」です。
私はくだらないプライドに結構悩みましたね。
東京へ上京してから何度も地元へ帰ろうと思ったことがあります。でも、その時に「地元へ帰ったら東京で通用しないから負けたと思われるのでは?」と毎回思っていました。
これはクソくだらないプライドです。今となってはどうしてクソくだらないプライドを大切にしたんだろうって後悔している部分もあります。このクソくだらないプライドはデメリットでしかありません。
だから、地元を離れて県外へ行く時にプライドは捨ててから行って下さい。「プライド」と「根性」は別物です。
自分の居場所が分からなくなる
私は東京へ上京して数年が経ちましたので、東京で生活していくことの不安もあまり感じなくなりました。
でわ、東京が自分の居場所なのか?って問われると答えは「違う!自分の居場所は必ずしも東京ではない!」なんですよね・・・。
今、生活しているのは東京ですが、ここは生まれ育った場所なわけでもなく、ただ今は東京で生活している。それだけです。
なら本当の居場所は故郷なのか?って問われると、これまた答えは「違う!もう地元を離れ結構経ったし」なんですよね・・・。
つまり、今生活している東京が自分の居場所って感じでもないし、生まれ育った故郷が自分の居場所って感じもしません。
自分の居場所が分からなくなる。私はそんな思いを上京することで体験しています。
県外就職のメリット
さて、長々とデメリットを書いたので県外就職が嫌になったかもしれません。でも、デメリットだけではありません。メリットもありますので参考にして下さい。
家族のありがたみが分かる
上京して一人暮らしを始めて「家族のありがたみ」を改めて痛感しました。
一人で生活するということは「全て自由」だと思っていましたが、それは良い面を見ているだけです。実際はデメリットでも書きましたが、全て自分でやらないといけなくて、一人暮らしは結構孤独を感じます。
一人暮らしをしてみると「家族ってスゲーありがたい」と感謝したくなる気持ちが分かりますよ。
一人暮らしと言っても、実家から近い場所で一人暮らしと、実家から遠い場所で一人暮らしとでは全然意味が違います。今回言いたいのは実家から遠い場所で一人暮らしをする時です。
でも、実家からどれだけ離れているかに関わらず、自立することができるという成長も含めて実家に頼らない一人暮らしをすることは価値があることです。
好き嫌いが無くなる
洗濯以外で私が苦戦したのが毎日の食事です。これまで実家暮らしで母親の作る食事を食べてきたので料理のスキルは皆無です。この機会に料理スキルを身に付けようと取り組んでみましたがセンスの無さに断念しました。
一人暮らしを始める前は、毎日好きなもの食べられると喜んでいましたが、そんなワクワクは最初の1ケ月程度でした。
少しずつ食費が気になったり、健康に気をつけ偏った食事にならないようになど、自分で食事を準備することが苦痛になる一方でした。(料理好きなら別ですけどね。)
そうなると好き嫌いなんか言っている場合ではありません。気付いた時には何でも食べられるようになっていました。
近くのスーパーでよく安売りをしていた「ひじき」や「納豆」を食べることが多かったです。子供の時は全然美味しいと思うことはありませんでしたが今では凄く美味しいと思う食べ物になりました。
自立できる
実家から離れた場所で一人暮らしをしながら働いている。そんな自分を客観的に見た時に「自分は自立している」と感じることができました。
実際は人間としてまだまだ未熟で自立しているとは言い難いのかもしれませんが、一人で生活を成り立たせていることは事実です。
自立していると感じられることで少しですが、自分の自信になりました。自信がつくと生きる原動力となり嬉しい気持ちになります。
自立の定義は難しいですけど、地元を離れて一人暮らしをしながら働く生活を経験するだけで凄いことであり経験して損はありません。
自分を変えることができる
「自分を変えることができます。」と言って想像して頂けるでしょうか(笑)?
凄く説明が難しいのですが、もし今の自分が変わりたいと思うのなら地元を離れて県外で就職するのは良い選択肢だと思います。
自分を変えるために環境を変えてみることは間違ってはいません。
私は東京へ上京することで自分が変わることができたと実感しています。そして今の自分が結構好きです(笑)
ナルシストという意味ではありませんよ!
おそらく、上京することなく地元で働いていたら今の考え方や価値観または思考などはなかったはずです。
自分を変えることが良いか悪いかはあくまで結果論です。でも、自分を変えたいと思う気持ちがあるのなら地元を離れて県外就職を私はオススメしたいです。
大丈夫です。辛くなったら戻る場所がありますから。
「地元へ帰る」選択肢がある
県外で就職すると、いざ困った時の最終手段として「地元へ帰る」という選択肢があります。
この選択肢は地元を離れた人の特権のようであり、凄く心強い選択肢です。失敗しても帰る場所があると考えることで、前向きに進むことができるからです。
私は子供の時から人見知りでした。今でもどちらかというと人見知りですが、上京することで以前より人見知りは克服されました。
克服できた要因は、心のどこかで人間関係で失敗しても自分には地元へ帰るという保険があるから、積極的に都会の人と関わることが出来たからです。
辛くなったら戻る場所があるので安心して下さい
経験が自信になる
地元に残っている人より上京した人の方が凄いなんてことはありません。
しかし、地元を離れて上京した経験というのは自分の武器として自慢していいことです。
むしろ自分の価値を上げるために使った方がいいくらいです!
上京して辛い思いもしますが、時間が経てば辛かった思いは自分の経験値として自信になります。
最後に伝えたいメッセージ
最後になりますが、「後悔しない選択肢」を選んでください。
私は県内就職を選びましたが、勤務先が予期せぬ県外となってしまったので感覚的には県外就職でした。
もちろん勤務先が県外と言われた時に断ることもできたので、今となっては地元で働かなかったことに全く後悔していないわけではありません。
しかし、県外に出て働いたからこそ分かったことも多くて、特に自由な人生を手に手に入れるという気持ちが強くなったことは良かったことです。
県外で働き始めて家族も知人もいない環境だからこそ自分一人の力で生きないといけないという思いから自由な人生を意識しました。
自分の人生だから「人に流されずに自分の道を生きる」ことが大切です。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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【県外での生活について】
【東京で生活したい人向け】